リンキン・パークが、デビューアルバム『Hybrid Theory(ハイブリッド・セオリー)』をリリースして20周年を迎える2020年に、特別なイベントを計画していることをマイク・シノダが明かした。(フロントロウ編集部)

名盤『Hybrid Theory』が誕生して20周年

 アメリカのロックバンドであるリンキン・パークにとって2020年は、デビューアルバム『Hybrid Theory(ハイブリッド・セオリー)』がリリースされてから20年という節目の年。2000年10月にリリースされたデビューアルバム『Hybrid Theory』は、2001年にアメリカで最も売れたアルバムと認定され、第44回グラミー賞では収録曲の「Crawling(クローリング)」はベスト・ハード・ロック・パフォーマンス部門を受賞。

画像: 2006年にグラミー賞を受賞した際のリンキン・パーク。

2006年にグラミー賞を受賞した際のリンキン・パーク。

 そんな今もなお名盤と言われ、多くのファンから愛されているデビューアルバム『HybridTheory』がリリースから20周年を迎えるということで、なにか楽しいものを計画しているとマイク・シノダが英Kerrang!に話した。

 マイクは「(この計画について)何と言ったらいいのかわからない。けれど僕たちは楽しいことを計画している。ひとつだけ言えるのは、僕らみんな頑張ったということ。バンドだけじゃなくて、実際、レーベルやマネジメント、そして友達みたいな長年一緒に働いているスタッフたちと共に…。ある意味で家族である多くの人に『何をしたらいいのか?』や『『HybridTheory』をお祝いする素晴らしい方法は?』と聞いて、たくさんのアイディアを実現させようとベストを尽くしたよ」と、20周年に記念となる秘密のプロジェクトを行なうことを明言。

画像: 名盤『Hybrid Theory』が誕生して20周年

 しかし、マイクはこの秘密のプロジェクトを行なうにあたり、懸念していることが。それは、リンキン・パークのファンたち。「リンキン・パークのファンベースは最もクリエイティブでアクティブなファンベースの1つだ。僕にとってそれが問題で、サプライズにしたいから情報を漏らすことがダメな場合、クリエイティブなファンはそれに飛びついて想像するんだ。彼らは素晴らしいアイディアを思いつき、ときにはそれが僕らのアイディアより良い時がある」と、笑いながらクリエイティブなファンがいるからこその悩みを明かした。

 そして「だからファンベースは、何もせずに見ていてくれと強くお願いしたい。僕たちが行なおうとしているアイディアを予想しないでほしい。僕たちのアイディアより良いものかもしれないから。けど、僕としてはクールだと思っているあるものが、これからやってくるよ。とても楽しみにしている。10月末かな?」と、そのプロジェクトは10月にお披露目されると語った。

 2017年にボーカルのチェスター・ベニントンが亡くなって以来、個人での活動はあるものの、バンドとしての活動は休止状態のリンキン・パーク。10月末に公開される『Hybrid Theory』の20周年をお祝いするプロジェクトはどのようなものになるのか。(フロントロウ編集部)

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