海外映画やドラマにおいて、ニューヨークの地下鉄の路線内で撮影するときには、「あること」をしなければ撮影許可がおりない。(フロントロウ編集部)

ニューヨークの地下鉄

 ニューヨークの地下鉄は、同地が舞台の映画ではよく見かける定番のロケーションのひとつ。実際の住民も地下鉄を使って移動している人は多く、ポピュラーな交通手段として知られている。

画像1: ニューヨークの地下鉄

 ニューヨーカーによって「Subway(サブウェイ)」と呼ばれている地下鉄は、24路線、468もの駅がある。路線はアルファベットA、B、C…と数字1、2、3…を用いて区別されていて、これらの路線はブロンクス、マンハッタン、ブルックリンとクイーンズを走っている。

 ちなみにニューヨークの地下鉄のホームではよく、多彩なパフォーマーたちが音楽や芸を披露しており、利用者は気軽にハイレベルなパフォーマンスを目撃できる。しかし実はこのパフォーマンス、誰もが簡単に披露できるというわけではなく、基本的にはニューヨーク州都市交通局(MTA)が開催するオーディションに勝ち抜いて出演権を得なければいけない。ひとりひとりのクオリティが高い理由には、そんな秘密が隠されていた。

画像2: ニューヨークの地下鉄

 そんな地下鉄での撮影に関し、Netflixのオリジナルドラマ『YOUー君がすべてー』のキャストが驚きの事実を明かした。

NYの地下鉄の線路で撮影するのに必要なこと

 ドラマ『YOUー君がすべてー』シーズン1で、NY地下鉄の線路内での撮影があったジョー役のペン・バッジリーとベック役のエリザベス・レイル。そんな2人が、米トーク番組『BUILD Series』に出演したときに、線路で撮影する許可を得るためにニューヨーク州都市交通局(MTA)からあることをするよう求められたという。

画像: NYの地下鉄の線路で撮影するのに必要なこと

 それは、8時間にも及ぶ講習を受けること!「安全のために8時間もの授業を受けなくてはいけなかった」と、思い出すだけでも大変だという表情で告白したペンとエリザベス。

 ただ、そんな講習を受けると線路で撮影ができるということ以外に、もう一つ“特権”がついてくるという。ペンは、「(講習を受けてから)1年半は、僕らには線路に立ち入る資格があるんだ」と笑いながら告白。エリザベスも、「MTAのカードをもらったよね。私たち認定されているの」と誇らしげに語った。もちろんこれも許可を受けたうえでのことだろうけれど、俳優としては、“線路での撮影に即参加できます”とオーディションで言える利点があるのか?

 ちなみに、ペンとエリザベスはNYの線路での撮影の感想としては、「すごく汚かった」と振り返った。(フロントロウ編集部)

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