『トイ・ストーリー』のおもちゃたちに疑問
1995年に公開された、劇場用長編映画として世界初のフルCGアニメーション作品『トイ・ストーリー』は世界中で大ヒットし、2019年には『トイ・ストーリー4』が制作されるなど、世代を超えて愛されている。もしおもちゃが生きていたら、という誰でも子供の時に考えたことがあるテーマで、明るくも切ない物語を紡いできた。
そんな『トイ・ストーリー』だけれど、1作目が公開された時に子供だった人々も、主人公アンディと同じようにもう大人。しかし子供心を思い出させてくれる『トイ・ストーリー』は大人になってからも見返したくなる作品だけに、そこから議論に発展してしまうことも…? ある1人の男性が投稿したツイートが話題になっている。
「彼女と大きな口論になったんだ。なぜなら、僕は『トイ・ストーリー』のおもちゃは不死身だと思ってるけど、彼女はおもちゃも死ぬと思ってるから」
リー・アンクリッチ監督が回答
確かに、主人公のウッディやバズなどのおもちゃは、おもちゃであるため外見は年を取らないし、おもちゃなので不死身であってもおかしくない。しかし生きているからには、いつか終わりがくると考えることも可能。そんな疑問が浮かんだ人は他にもいたようで、このツイートには6万以上のいいねがついたほど。
すると、なんとリー・アンクリッチ監督も反応する事態に! アンクリッチ監督は、『トイ・ストーリー』では編集、『トイ・ストーリー2』では編集と共同監督、『トイ・ストーリー3』では監督を務め、『トイ・ストーリー4』ではエグゼクティブプロデューサーになったほどの人物。そんな彼の回答は…?
「彼らは存在している間は生き続ける。でも、もし完全に破壊されたら?例えば焼却炉で。ゲームオーバーだ」
監督の中には、人間みたいに寿命はなく、おもちゃたちは自然に死ぬことはないけれど、壊されればどうしようもない、という考えがあるよう。
そんなアンクリッチ監督の回答には、他のファンから、ウッディの顔と身体がバラバラなってしまったら身体は動くのか、顔が違うおもちゃの身体にくっつけられたりしたら性格はどうなるか、というさらに深掘りした質問も飛んできたけれど、それに対して監督は、そのアイディアについては『トイ・ストーリー4』の中ですでに試みていると話している。(フロントロウ編集部)