仲良し俳優の3人組
アーノルド・シュワルツェネッガーは、映画『ターミネーター』シリーズや様々なアクション映画に出演し、その名を知られる俳優。現在73歳の彼は2003年から2011年にかけてカリフォルニア州知事を務め、映画業界だけでなく、政治の場でも活動を行なってきた。
アーノルドは、同じく俳優のドルフ・ラングレンとシルヴェスター・スタローンと昔からの親友で、3人はそれぞれ仲良くじゃれ合っている写真や動画を自身のSNSで共有している。
ドルフは現在62歳で、スウェーデン生まれの俳優。元々スウェーデン軍に所属していた彼は、アメリカでモデルなどの仕事を経て俳優デビューした。その後、映画『エクスペンダブルズ』シリーズや『クリード 炎の宿敵』などに出演し、多くのファンから愛されている。
そしてシルヴェスターは現在74歳。言わずと知れた代表作は映画『ロッキー』シリーズと『ランボー』シリーズ。2019年には『ランボー』シリーズ最終章となる『ランボー ラスト・ブラッド』が公開され、まだまだ精力的に活動を続けている。
アクション映画で活躍してきたシルヴェスターとアーノルドは、若い時はお互いをライバル視しすぎるあまり不仲だったことで有名。しかし今では、映画『大脱出』や『エクスペンダブルズ』で息の合った演技を見せ、親友と言われるほどの仲良しに。また、ドルフは『ロッキー4/炎の友情』でシルヴェスターに見初められたおかげでアクション俳優としての地位を確立したということもあり、仲がいいだけではなく、ドルフにとってシルヴェスターは恩人のような存在でもある。
一方、アーノルドとドルフの出会いには、かなり衝撃的なエピソードがあった。
インパクト大すぎるアーノルドの登場
アーノルドよりも年下であるドルフは、まだ映画業界に入る前からずっとアーノルドの存在を知っていたそう。ドルフが初めて生でアーノルドを見たのは、1983年、映画『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』のセットでのこと。
その後のある日、ドルフは当時交際していたグレイス・ジョーンズの家で1985年に公開された映画『ロッキー4/炎の友情』に出演するため筋トレをしていた。そろそろ寝ようと思った真夜中に突然部屋のドアがノックされ、ドルフが「一体誰なんだ?」と叫びながら扉を開けると、そこにいたのはなんとアーノルド。
アーノルドはニカッといつものようにスマイルを浮かべながら、「トレーナーだよ! 腹筋チェックだ!」と、キューバ産の葉巻をくわえながら話しかけてきたという。このエピソードをドルフはアーノルドの誕生日の後に自身のインスタグラムで明かした。
当時すでに映画『コナン』シリーズや『ターミネーター』に出演しビッグスターであったアーノルドだけれど、ドルフがかなりきつめの口調で言った「一体誰なんだ?」というセリフににっこり筋肉ジョークで答えたというのは、さすがシュワちゃんと思わざるを得ない。その後二人は映画『エクスペンタブルズ』まで共演の機会を得られなかったものの、二人の友情はその間もずっと続いていたそう。(フロントロウ編集部)