映画『悪魔はいつもそこに』予告編が公開
MCU映画『スパイダー・マン』シリーズでおなじみの俳優トム・ホランドと、現在制作が進められているDCコミックスの新生『バットマン』に主演する俳優のロバート・パティンソン共演のサイコスリラー映画『悪魔はいつもそこに』(原題:『The Devil All the Time』)の予告編が公開された。
2020年9月16日にNetflixで配信が開始する同作は、ドナルド・レイ・ポロックの小説『The Devil All the Time』を原作とし、第二次世界大戦からベトナム戦争までを時代背景に、正と悪のひしめき合いを描いたサスペンス。
日本人作家、村上龍の同名小説を映画化した2019年公開のサイコスリラー映画『ピアッシング』のプロデュースを手がけたアントニオ・カンポス監督がメガホンを取り、キャストには、トムやロバートのほかにも、映画『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』でペニーワイズを演じたビル・スカルスガルド、映画『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ、映画『アースクエイクバード』のライリー・キーオ、映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のエリザ・スカンレン、映画『ハリー・ポッター』シリーズのハリー・メリングら錚々たる実力派の役者たちが名を連ねる。
『悪魔はいつもそこに』のポスター
さらに、制作開始当初に出演が発表されていたものの、スケジュールの都合で降板したマーベル映画『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンスに代わり、マーベルのドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のセバスチャン・スタンも出演する。
『悪魔はいつもそこに』のあらすじ
舞台はオハイオ州の田舎町ノッケンスティフ。愛する人々を悪から守ろうともがくアーヴィン・ラッセル(トム・ホランド)の周りで、罪深き牧師(ロバート・パティンソン)、心が屈折した夫婦(ジェイソン・クラーク&ライリー・キーオ)、悪徳保安官(セバスチャン・スタン)ら邪悪な者たちの思惑が渦を巻く。
誕生日に戦地で亡くなった父の遺品だという銃を贈られたアーヴィンは、これをどう使う?
『スパイダーマン』シリーズでは愛されキャラなスーパーヒーローを陽気に演じてみせたトムのこれまでに見たこともないようなシリアスで苦悩に満ちた演技や、ロバート演じる狡猾ながらどこか不思議な魅力を放つ明らかにヤバそうな牧師、そして、脇を固めるキャストたちそれぞれの怪演に、予告編だけでも鳥肌が立つような不穏さを感じてしまう『悪魔はいつもそこに』は、Netflix映画が各種有名アワードでも高い評価を受ける昨今、賞レースに食い込みそうな作品として、映画好きは絶対にチェックしておくべき1本。
同作のプロデューサーには、トムが『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で共演した俳優のジェイク・ギレンホールも名を連ねている。(フロントロウ編集部)