レストランに勤務するゲイテン・マタラッツォ
2019年に現時点での最新シーズンとなるサード・シーズンが放送されたNetflixの人気シリーズ『ストレンジャー・シングス』。世界中のファンが第4シーズンの撮影を待ちわびているなか、新型コロナウイルスの感染拡大のために、現在は撮影が中断してしまっている。
そんななか、メインキャストの1人は撮影中断期間を利用して、とある別の仕事に従事しているそう。米The Hollywood Reporterによれば、本作でダスティン・ヘンダーソン役を務める俳優のゲイテン・マタラッツォは現在、地元ニュージャージー州のロングビーチ島にあるレストランで、料理を運ぶフードランナーとして働いているという。
米The Hollywood Reporterによれば、現在17歳のゲイテンが勤務しているレストランは、彼の家族も何人か働いているお店なのだそう。ゲイテンは新型コロナウイルス感染防止のため、顔の大部分を覆うマスクと帽子を被っているものの、『ストレンジャー・シングス』の人気っぷりを考えれば当然というべきか、一部のファンからは彼があのダスティン役だということを気づかれることもあるという。
撮影中断中の『ストレンジャー・シングス』
ゲイテンは今年6月、現在は中断している『ストレンジャー・シングス』の撮影が再開する時期について、「分からない」と語っている。YouTubeチャンネル『GalaxyCon Live』に出演したゲイテンは当時、「仕事は中断しているんだ」とした上で、「シーズン4を撮影している途中だったんだけど、その時に『中断!』っていう状況になった。2週間の中断という話だったんだけど、僕らはもう3ヶ月も(撮影から)離れているんだ」と明かしていた。
一方、本作にナンシー・ウィーラー役として出演しているナタリア・ダイアーは先日、米The Hollywood Reporterとのインタビューで、今回の撮影の中断は脚本家にとってはある意味で「恵み」のようなものになったと言えるかもしれないと語っている。
「通常は、最初の2~3話の脚本ができた段階で(撮影を始めるので)、脚本家たちはスケジュールに合わせて書き続けなければいけません。そういうわけで通常は、『撮影しながら執筆』する形になるのですが、今回は十分な時間を取れているように思います。ある意味では、(今回の中断は)脚本家たちにとっては恵みのようなものになったのではないでしょうか。座って考えを巡らせ、創造する時間が取れたのですから」と、撮影の中断によって、思わぬ形で脚本家たちは執筆のための時間が取れることになったとナタリアは語った。
レストランで働いているゲイテンの姿も見てみたいものだけれど、やっぱり早く観たいのは、ダスティンとして『ストレンジャー・シングス』で他のキャストたちと共演する彼の姿。今は撮影の再開ができるまでに状況が好転することをただ願うばかり。(フロントロウ編集部)