Netflixで配信が開始された映画『プロジェクト・パワー』で、ジョセフ・ゴードン・レヴィットは本当に顔を銃で撃たれていた!? その製作秘話とは?(フロントロウ編集部)

スーパーパワーが炸裂する『プロジェクト・パワー』

 Netflixで8月14日より配信が開始された映画『プロジェクト・パワー』は、アメリカのニューオーリンズを舞台に、飲めば5分間だけスーパーパワーが得られる謎の薬をめぐる戦いを描いたアクション作品。薬は瞬く間に町中に広がり、能力を利用した犯罪も増加。過去に娘を奪われた元兵士のアート、地元警官のフランク、売人の少女ロビンが、街を救うために立ち上がる。

配信前から話題だった1つのシーン

 フランクを演じたのは、これまでに『(500)日のサマー』や『50/50 フィフティ・フィフティ』などのヒューマンドラマに出演してきた一方で、『ダークナイト ライジング』や『インセプション』でも存在感を放ち、アクション映画での演技にも定評があるジョセフ・ゴードン・レヴィット

 本作では人々が様々なスーパーパワーを利用するとあって、ジョセフの出演シーンで配信開始前から注目を集めていた箇所がある。それは、顔を拳銃で撃たれるシーン。配信開始の半月ほど前にNetflixが公開したクリップでは、すでに3万以上のいいねがついていた。

 そのシーンの映像では、撃たれたことによってジョセフの顔の皮膚が波打ち、大きな衝撃が与えられたことが分かる。しかし銃弾は頭を貫通せず、潰れて地面に落ちていく。

本当に撃たれていたジョセフ

 拳銃で撃たれるシーンは、多くの作品では本当に撃たれているようなことはもちろんない。しかし『プロジェクト・パワー』では、ある特別な銃を使って本当に撃たれていた…!? 米E!のインタビューに応じたジョセフが、その撮影秘話を明かした。

「あのシーンでクレイジーなのは、メイクアップもしてなければ、人工的な物も使ってないし、そしてビジュアルエフェクトもほとんどしてないんだよ、じつは。あれは、ただのスローモーションのシーンなんだ。撮影陣は、すごくパワーのあるエアガンによって突風を僕の顔に向けて放って、スローモーションで撮影するっていうめちゃくちゃクレイジーなアイディアを持ってたんだよね。そして銃と銃弾を足したんだけど…、でも僕の顔はああやって動いたんだよ。あれは本当に、僕の顔なんだ」

 なんと、拳銃ではないけれどエアガンで撃たれ、顔が衝撃で波打ったのはリアルな映像! エアガンといえど、至近距離で撃たれるのはどう考えても怖い。心で落ち着こうと思っても、身体が怯えてしまうに違いない。ジョセフもこう振り返った。

「怖がる演技をするのはすごく簡単だったさ…。怯えないようにしてたけど、難しかったよ。だって、パワフルな物を僕の顔に向けてたんだから!しかもそれで発砲された!」

 『プロジェクト・パワー』では主役のアートをジェイミー・フォックスが演じ、監督は、『パラノーマル・アクティビティ3』と『パラノーマル・アクティビティ4』を手掛けたアリエル・シュルマンとヘンリー・ジューストが務めた。本作は、Netflixで配信中。(フロントロウ編集部)

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