『マトリックス』シリーズの人気キャラクターであるモーフィアスは、4作目に帰ってこない。ローレンス・フィッシュバーンが明かした、まさかの理由が切ない…。(フロントロウ編集部)

『マトリックス』シリーズ20年ぶりの新作

 2019年8月に、約20年ぶりに新作が制作されることが発表された映画『マトリックス』シリーズ。ネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティー役のキャリー・アン・モス、ナイロビ役のジェイダ・ピンケット・スミス、メロビンジアン役のランベール・ウィルソンの続投が決まっており、2020年に2月にはアメリカのサンフランシスコで撮影が開始された。新型コロナウイルスの影響で一時は撮影がストップしたけれど、現在はドイツのベルリンで撮影が再開されている。

 シリーズ4作目には、3部作からのキャストと、新キャストの両方が起用されているけれど、モーフィアス役のローレンス・フィッシュバーンがキャストリストに名を連ねていないことは、ファンの間で何故なのかと話題になっていた。

画像: ⓒWARNER BROS. PICTURES / Album/Newscom

ⓒWARNER BROS. PICTURES / Album/Newscom

ローレンス・フィッシュバーンは帰ってこない

 モーフィアスといえば、3部作を通して活躍したメインキャラクター。ネオのメンター的存在であり、『マトリックス レボリューションズ』でもとくに死んだわけでもなく、ファンの間では復帰を望む声はかなり多かった。彼が復帰しない理由は、ローレンスが復帰を望まなかったのか、スケジュールの関係か、といった予想が立っていたけれど、なんとも予想外の理由からであることが、米New York Magazineによるローレンスへのインタビューで明らかになった。彼が話した復帰しない理由とは…?

「私は招待されなかったから」

 なんと、そもそもローレンスの復帰は想定すらされていなかった!? 本作では、3部作で監督・脚本を務めたウォシャウスキー姉妹のうち、姉のラナ・ウォシャウスキーだけが復帰するけれど、ラナの頭の中では続編の構想にモーフィアスがはなから登場していなかった様子。ファンにとってかなりショックなこの事実だけれど、俳優、そして劇作家として多岐にわたって活躍するローレンスは、こう続けた。

画像: 今年で59歳となったローレンス・フィッシュバーン。(2020年1月に撮影)

今年で59歳となったローレンス・フィッシュバーン。(2020年1月に撮影)

「彼らには幸運を願ってる。素晴らしくなると良いね。あの役は、私が演じたものとして最も記憶に残っていくものでしょう。それは素晴らしいことです。そしてあれは、私が演じたものとして唯一思い出されるものではないことはさらに良い」

モーフィアスは登場する…?

 ローレンスが帰ってこないのは非常に残念だけれど、じつはモーフィアスは登場するのではないかとウワサされている。4作目の新キャストには、『アクアマン』や『ウォッチメン』に出演したヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世が名を連ねているのだけれど、彼が演じるのはモーフィアスの若かりし頃なのではないかという見方が。

画像: ヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世

ヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世

 まだまだその内容がベールに包まれている本作だけれど、キアヌは脚本を読んだ感想として、「ラナ・ウォシャウスキーは美しい脚本と素晴らしい物語を書き上げた。それは僕の心に響いたよ。出演を決めた唯一の理由はそれだ」としている。果たして『マトリックス4』がどのようなストーリーと映像をファンに届けるのか。多くのファンが劇場公開を待ち望んでいる。(フロントロウ編集部)

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