ドラマ『バットウーマン』で制作を務めるキャロライン・ドリースが、黒人として初めてバットウーマンを演じるジャヴィシア・レスリーに言及。自らのバットウーマン像を創り出してくれたと称賛した。(フロントロウ編集部)

『バットウーマン』で主演を務めるジャヴィシア・レスリー

 ドラマ『バットウーマン』は、DCドラマで初めてLGBTQ+キャラクターが主人公となり、ルビー・ローズがバットウーマンを演じた第1シーズンが8月19日に日本上陸したばかり。

画像: ©️DC ENTERTAINMENT/WARNER BROS

©️DC ENTERTAINMENT/WARNER BROS

 しかし、シーズン2の制作も決定していたなかで、ルビーが「私は来季バットウーマンに戻らないという非常に難しい決断をした」というコメントと共に、バットウーマン役を降板することを発表。その後、ルビーに続く主演として、ドラマ『MACGYVER/マクガイバー』や『ゴッド・フレンディッド・ミー(原題:God Friended Me)』への出演で知られる俳優のジャヴィシア・レスリーが、シーズン2でバットウーマンを演じることが発表された。

ジャヴィシア・レスリーらがDCファンドームに出演

 今回、ジャヴィシアは8月23日にオンラインで開幕したDCコミックス主催のアメコミの祭典DCファンドームに出演。「レガシー・オブ・ザ・バット」と銘打たれたトークセッションに参加して、DCコミックスのクリエイターであるジム・リー、『バットウーマン』の制作を手がけるキャロライン・ドリースらと共に、バットマン/バットウーマンの遺伝子を継承していくことについて語った。

画像: 『バットウーマン』シーズン2で主演を務めるジャヴィシア・レスリー。

『バットウーマン』シーズン2で主演を務めるジャヴィシア・レスリー。

 ジャヴィシアはそのなかで、「DCやワーナー・ブラザース、(『バットウーマン』の脚本を手がける)グレッグ・バーランティの好きなところは、その象徴的なキャラクターと、それらを子供の頃には想像していなかったかもしれないような、当時は典型ではなかったあらゆる民族や体型、大きさで描くという素晴らしい仕事をしている点です」とコメント。DCコミックスやワーナー・ブラザースが多様性豊かなヒーロー像を描いていることに触れ、「肌の色に関係なく、どんな存在にもなれるということを彼らは示してくれたのです」と称賛した。

 一方、『バットウーマン』の制作を務めるキャロライン・ドリースはジャヴィシアについて、「彼女が(バットウーマンに)合わせたのではありません。彼女が自分のものにしたのです」とコメント。ジャシヴィアは従来のバットウーマン像に自らを合わせたのではなく、自らバットウーマン像を創り上げたと称賛した上で、次のように続けた。

「彼女は見事に自分のものにし、これまでお手本とするヒーローがいなかったかもしれない、異なる世界の人たちにバット(マン/ウーマン)を届けることを可能にしました。彼女は(バットの)レガシーに自分の証を残したのです」

 ジャヴィシアは以前、『バットウーマン』への主演が決まったことを受けて、プレスリリースにて「テレビでアイコニックなバットウーマンというキャラクターを演じる初めての黒人女優であることをとても誇りに思います。そして、バイセクシャルの女性として、LGBTQ+コミュニティーの先駆者のような画期的な番組に出演できて光栄です」とコメントしていた。

DCファンドーム、第2弾は9月13日開催予定!

 DCコミックスの祭典、DCファンドーム(DC FanDome)は、第2弾となる「DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース」が9月13日(日)に開催予定。この日は、テーマごとに5つのバース(世界)で24時間配信が行なわれる。

DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース

5つのバース(世界)の内容

  • DCウォッチバース/DC WatchVerse
    リラックスして椅子にもたれながら、バーチャルオーディエンスとして、世界各国の素晴らしいローカルプログラムが観覧できる。DCの映画、TVシリーズ、ホームエンターテイメント、ゲームに携わるタレントやクリエイターたちによる必見のトークセッションや本邦初公開の映像まで、様々なコンテンツが満載。
  • DC“ユー”バース/DC YouVerse
    「あなたが主役!」というテーマで、世界中から集まった最も素晴らしいコスプレやファンアートを見ることができる。
  • DCキッズバース DC KidsVerse
    子供たちや若いファンのために、家族向けの幅広いアクティビティが用意されている。「DCKidsFanDome」の公式ページから直接アクセスできる特別なエリアで、ファミリー向けのコンテンツを展開。
  • DCインサイダーバース/DC InsiderVerse
    伝説的なアーティストでDCの最高クリエイティブ責任者(CCO)/出版者でもあるジム・リー、DC作品をベースにした映画製作会社の社長ウォルター・ハマダ、DCTVシリーズ「アローバース」のクリエイター、エグゼクティブプロデューサーのグレッグ・バーランティが、DCマルチバースを最新のお宝映像で紹介。また、そこからコミックブック、ゲーム、TVシリーズ、映画、テーマパーク、グッズなど、あらゆるフォーマットでDCを現実のものにしているマスターアーティストたちの舞台裏も見ることができる。
  • DCファンバース/DCFunVerse
    みんなでシェアできるアイテムを集めたり、コミックコーナーをチェックしたり、DIYできる『ワンダーウーマン』のゴールデンアーマーやバットモービルキットに加え、デジタルプレゼントや、限定商品を取り揃えたお店も登場。

 DCファンドームについての記事一覧は、フロントロウの「DC」ページから確認して。(フロントロウ編集部)

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