2022年に公開予定の『アクアマン2』
ジェイソン・モモア主演で2018年に公開された映画『アクアマン』は、2019年1月27日時点で世界の興行収入が10億9000万ドルを記録し、DC映画史上No.1の興行成績となった、DCを代表するヒーロー映画の1つ。
本作は続編となる『アクアマン2(Aquaman 2)』が2022年に公開されることが決定しており、主演のジェイソンのほか、監督を務めたジェームズ・ワンらが続投することも決まっている。
DCファンドームでトークセッションに参加
そんななか、8月23日にオンラインで開幕したDCコミックス主催のアメコミの祭典DCファンドームにて、監督のジェームズ・ワンと、本作のヴィランであるオーム王を演じるパトリック・ウィルソンがトークセッションを開催した。
トークセッションはスタートから、ジェームズとパトリックの2人が満面の笑みで挨拶し合うところから始まったのだけれど、それもそのはず、2人は『アクアマン』シリーズ以外でも、2018年の映画『死霊館のシスター』や、2019年の映画『アナベル 死霊博物館』などでも共に仕事をしてきた旧知の仲。リモートでの再会を喜ぶように始まったトークセッションの中で、パトリックはジェームズに対し、なぜ自分をオーム王役に起用しようとしたかについて質問した。
パトリックによれば、ジェームズから出演を打診されたのは、ジェームズが監督した2016年のホラー映画『死霊館 エンフィールド事件』に出演した時だったそう。「君は自分がこの(『アクアマン』の)プロジェクトに参加する予定で、その時にオーシャンマスター(/オーム王)のアイディアを提案してきたんだよね?」と、パトリックは当時を振り返りながらジェームズに質問した。
ジェームズはパトリックからの質問に対し、当時、ジェイソン・モモアがアクアマンことアーサー・カリーを演じることは決定していたとした上で、「僕がなぜ君を起用したいと思ったかというと、君たち2人があらゆる点で違っていると思ったからなんだ」と、ジェイソンと反対のキャラクターであったことがパトリックに打診した理由だと告白。「僕がすべきは、(ジェイソンとは)異なる人を起用して、アーサー・カリーをアウトサイダーとして引き立たせることだと思ったんだ」とジェームズは続けた。
『アクアマン2』は「シリアス」な作品になる
すっかり気心の知れた関係である2人は、『アクアマン』撮影時の思い出についても楽しそうに振り返っており、「あの奇妙な感じがたまらないよ」とパトリックは水中を模したセットでの撮影を回想。「奇妙な空間にいるのは最高だったね。あらゆる場面で、メイクをしなければいけないっていうね」と振り返った。
先日、『アクアマン2』について、「少しホラー要素が入っていると思う」と明かしていたジェームズは今回、続編の雰囲気についてさらなる情報を明かしており、「2作目はよりシリアスなものになると思っている。僕らが今日生きているような現実世界との繋がりを持っているようなね」と明かした。
2人はトークセッションを通じて終始笑顔で会話を楽しんでおり、セッションの最後には、自身が演じるオーム王が悪役らしく「ずっと手錠された状態で演じないといけないのかい?」とパトリックがジョークを飛ばす場面もあった。
そんな相性抜群の2人が再び共作する映画『アクアマン2』は、2022年12月16日に全米公開される。(フロントロウ編集部)