ロリ・ロックリンに2ヵ月の実刑判決
2019年3月に、替え玉受験やスポーツ入学枠の悪用、SAT(米国の大学進学希望者を対象とした共通試験)での得点の水増しなどによって、多くの裏口入学を斡旋してきた進学相談会社経営の50代の男が起訴された事件。男は、2011年から2018年までの約7年間に総額2500万ドル(約27億8,000万円)を謝礼として受け取っており、さらにその顧客リストには複数の有名俳優の名もあり、大きな騒動となった。
その俳優の1人が、ドラマ『フルハウス』や『フラーハウス』でレベッカ(ベッキー)役を演じたロリ・ロックリン。
彼女は夫のモッシモ・ジャヌリとともに、娘2人を名門大学の南カリフォルニア大学へ入学させるために、男に50万ドル(約5,500万円)を支払ったとして罪に問われていた。そしてこのほど、2人に対して判決が出された。
ロリには2ヵ月の実刑判決と、2年の監視つき釈放、その間に100時間の社会奉仕活動と、罰金15万ドル(約1,700万円)が言い渡された。また、モッシモには、5ヵ月の実刑判決と、2年の監視つき釈放、その間に250時間の社会奉仕活動と、罰金25万ドル(約2,800万円)が科された。
全米を揺るがせた一連の大学不正入試スキャンダルでは、ドラマ『デスパレートな妻たち』でリネット役を演じたフェリシティ・ハフマンも、長女のSATの得点を水増しするために1万5千ドル(約170万円)を支払ったとして、2019年9月に、14日間の実刑判決と、1年間の保護観察、250時間の社会奉仕活動、そして罰金3万ドル(約330万円)を課されている。(フロントロウ編集部)