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『ザ・バットマン』のバットスーツには、『ダークナイト』の先輩クリスチャン・ベールからのアドバイスが反映されていた。(フロントロウ編集部)

『ザ・バットマン』新映像が公開

 現地時間8月22日に開催されたDCファンドームで、第1弾予告編が公開され、世界中のファンが盛り上がっているマット・リーヴス監督による『ザ・バットマン』。監督が、若いブルース・ウェインに焦点を当てたフィルム・ノワール調の探偵映画のようなものにしたいと語っていたとおり、予告編では全編を通じてニルヴァーナの「Something In The Way(サムシング・イン・ザ・ウェイ)」のしっとりとした旋律が流れ、これまでのバットマン映画とは違う雰囲気が漂っている。

 とはいえ、本作の撮影は新型コロナウイルスの影響で中断されており、リーヴス監督によると、現時点で25%~30%しか完成していないという。しかしながら、そのなかでも公開された予告編では、悪役のペンギンを演じたコリン・ファレルの全く別人のようになった顔や、ゾーイ・クラヴィッツ演じる新キャットウーマンの姿など、ファンの期待を上回るクオリティがすでにかもし出されており、公開に向けてさらに熱気が高まることは必至となっている。

『ザ・バットマン』のバットスーツに工夫

 また、バットモービルやバットスーツもお披露目され、ファンを沸かせた。そんなDCコミックス作品で主演を務めるロバート・パティンソンは、絶対的なヒーローであるバットマンを演じるにあたって、アメコミ映画の立ち位置を変えたと言われる『ダークナイト』3部作で主役を務めた、先輩バットマンのクリスチャン・ベールにアドバイスをもらいにいったという。

 先輩と後輩が集ったともなれば、演技に関する熱い会話を繰り広げたのかと思いきや、クリスチャンの意見はあるアイテムのデザインに向かった…。それは、バットスーツ。DCファンドームで、リーヴス監督がこんな裏話を明かした。

画像: マット・リーヴス監督

マット・リーヴス監督

 「ロバートがクリスチャン・ベイルと実際に話したことで重要なことの1つだったのは、『自分を楽に出来るようにしなよ』というものだった。それは(バットスーツの)制作で重要なことの1つになったよ。ロバートがそれを着ることが出来る必要があるけど、人間として生活できる必要もあるってね」

 じつは、クリスチャンは過去にたびたび、『ダークナイト』のバットスーツについて、数人がかりでないと着脱ができないと話しており、2019年に米Varietyのインタビューで、彼の後にバットマンを演じたベン・アフレックにも、ロバートにも、トイレに行けるようにしておくべきだというアドバイスを送っていたことを明かしていた。

 そしてその声はリーヴス監督にも届いていたようで、『ザ・バットマン』では、ロバートがバットスーツを着用したままでもトイレに行けるようデザインされたという。(フロントロウ編集部)

 公開後に、記事の内容を加筆致しました。

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