ガル・ガドット、『ナイル殺人事件』で『ティファニーで朝食を』と同じ33億円ダイヤを着用

アガサ・クリスティの名作小説の映画化

　2020年10月23日に日本で公開予定の映画『ナイル殺人事件』の予告編が公開され、メインキャストのガル・ガドットがティファニーの高級ダイヤをつけて登場することがわかった。

　本作は、「ミステリーの女王」と呼ばれる19世紀の小説家、アガサ・クリスティが1937年に発表した名著『ナイル殺人事件（Death On The Nile）』を映画化した作品。2017年に公開された映画『オリエント急行殺人事件』の続編で、主演の名探偵ポアロ役と監督を務めたケネス・ブラナーが再び主演、監督を務める。

　映画『ナイル殺人事件』は、私立探偵のエルキュール・ポワロがナイル川をさかのぼる観光船に乗り込んだときに起きた殺人事件を解決するというストーリー。ケネスが2019年に行なわれたプレスリリースで「情熱的な犯罪は、危険でセクシーだ」と言っていたように、危険でセクシーな雰囲気が漂っている。

　そんな本作で事件の鍵を握る人物のリネット・リッジウェイ・ドイルを演じるガルは、なんとあの『ティファニーで朝食を』のオードリー・ヘプバーンと全く同じジュエリーを身につけている。

レディー・ガガも着けた『ティファニーで朝食を』のダイヤモンド

　今回『ナイル殺人事件』でガルが身に着けたのは、オードリー・ヘプバーンが映画『ティファニーで朝食を』の広告用写真で使用したものと全く同じもの。128.54カラットという信じられない大きさのイエローダイヤモンドが輝くこのネックレスは、価格にして約33億円（3,000万ドル）にものぼる。

　実はこのネックレス、アーティストのレディー・ガガも2019年のアカデミー賞で着用し、大きな話題となった。ちなみにガガの前に最後に着用したのはオードリーだというから驚き。

　今回の使用許可について、ティファニーのチーフアートオフィサーであるリード・クラコフは「ティファニーのダイヤモンドは、ティファニーでの最高水準の技術と職人技のシンボルであり、めったにその金庫を出て登場することはありません」「アガサ・クリスティーの名作小説のメインキャストが着用するということは、私たちの貴重なダイヤモンドを使用するに値することです」と米THRに語っている。

　このイエローダイヤモンドは、1877年に南アフリカのキンバリー鉱山から287.42カラットの原石として発掘され、1878年にパリで128.54カラットのクッション型にカットされた。映画『ナイル殺人事件』は、2020年10月23日に日本全国で公開予定。（フロントロウ編集部）