髪色に合わせたプロのリップカラーの選び方
選ぶカラーによって印象を大きく変えるリップの色は、肌のトーンに合わせて選んだり、ほかのポイントメイクとのバランスで選んだりするのが一般的だけれど、似合う色を見つけるもうひとつの方法がある。それは、髪色に合わせること。
髪とリップの色の関係まで考える人は少ないかもしれないけれど、メイクのプロによると、髪色を変えることで髪への光の入り方が変わり、これまでの色のバランスが変わることがあるという。実際に髪の色を変えたことで、今まで似合っていたリップの色もイマイチ合わなくなることがあるほど、髪とリップの相性は重要だという。
反対に、髪色と相性の良いリップカラーを選ぶことができれば、よりオシャレでバランスの良いメイクに仕上げることもできるということ。
どの髪色にどんなリップが好相性なのか、プロが教える髪色に合わせた選び方をご紹介。
ブルネット系ヘアには深みカラーのリップ
黒髪に近いダークブラウンは、肌と髪色のコントラストがはっきりしているため、比較的どんなリップカラーでもバランスよくまとまる髪色。
なかでもプロがオススメするのが、大胆で深みのある色のリップ。メイクアップアーティストのヘザー・アデッサは、「バーガンディやボルドー系のリップカラーが暗めの髪色を強調することで、肌をトーンアップして顔色をよく見せてくれる」と米メディアShapeでコメント。
赤系ヘアなら、髪色か自然な唇に近い色を
リップを選ぶときにとくに注意が必要な髪色が、赤系の髪色だという。シンガーのデミ・ロヴァートやサブリナ・カーペンターを手掛けるメイクアップアーティストのジル・パウエルによると、オレンジ系やパープル系、ブラウン系のリップは、ヘアカラーの赤と組み合わさることでチグハグなバランスになってしまうことがあるそう。
ヘザーは、チグハグにならず髪色に映えるリップを選ぶコツとして、「髪色と似た赤色のリップを選ぶか、自然な唇の色に近いピンクを選ぶようにして」とアドバイスした。
ブロンド系ヘアは、鮮やかリップで唇を強調
ブロンドに近い明るめの髪色は、肌と髪色のコントラストが曖昧になりがち。そのため、薄いピンクやヌーディーなカラーは避けるべきだという。
オードリー・ヘップバーンらに愛された大御所メイクアップアーティストのピーター・ラマスは「鮮やかなピンクといった高発色でポップなカラーなど、くっきりとしたリップカラーを選ぶと髪色に映える」とコメント。ただし、アイシャドウやチークなどのポイントメイクでは色を使いすぎないようにして、あくまでリップを際立たせることがバランスよく見せるポイントだそう。
黒系ヘアは、ダークリップでシックにまとめて
リップカラーの邪魔をすることがない黒い髪色は、比較的どんなカラーを選んでも好相性。そんな黒髪にもっとも映えるカラーがダーク系のカラー。
ジルによると、プラム系やベリー系などバイオレットに近いダークカラーを唇に取り入れると、ぐっとオシャレな印象に仕上がるという。難しく感じてしまいがちなダークリップも、黒髪なら挑戦しやすいよう。
メイクのプロが教える髪色に合わせたリップカラーの選び方。新しいリップを買うときは、自分の髪色に映えるカラーを選ぶようにしてみては。(フロントロウ編集部)