エミリア・クラークが社会活動
エミリア・クラークは、2011年に放送が開始され、今年2019年5月に完結した大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、メインキャラクターであるデナーリス・ターガリエンを演じ、撮影が開始された当時は演劇学校を卒業したばかりの若手俳優だったけれど、俳優としての確固たる地位を築き、影響力のあるセレブに成長。
『ゲーム・オブ・スローンズ』の大ヒットで、知名度があがったエミリアは、その影響力を社会貢献活動にも活かしている。2011年に動脈瘤が原因のくも膜下出血を起こして生死の境をさまよい、2013年に撮影が終了したシーズン3の後にも、複数回にわたって動脈瘤の手術をしていた経験を基に、神経学的リハビリテーションを必要とする人々へのサポートを呼びかけるチャリティ団体「Same You（セイム・ユー）」を設立。この病気にまつわる啓もう活動をしながら、患者のサポートを熱心にしている。
エミリアはこうしてチャリティ団体を立ち上げるだけでなく、日頃から人の役に立つための行動を起こしており、ある日は路上でこんなシーンが目撃された。
エミリアがストリートで目撃されたシーンとは？
この日イギリス・ロンドンで買い物に出かけたエミリア。少し肌寒かったのかオリーブカラーのジャケットを羽織り買い物へ。地球に配慮して、自宅からマイボトルを持参しドリンクを飲んだり、買い物が終わっても持参していたエコバッグにつめたりと、エコ活動にも余念がなかった。
そんなエミリアがスーパーから出ると、赤いベストを着用した男性を発見。この男性は、ホームレス状態の人が路上で売る雑誌ビッグ・イシュー（Big Issue）の販売員。エミリーは、マスクをつけビッグ・イシューの販売員に近づき、少し談笑したあとに雑誌を購入して帰った。
今回エミリーが購入したビッグ・イシューとは、ホームレスの人の社会的自立を応援する雑誌で、日本でも活動が行なわれており、日本では1冊450円で販売されているうちの230円が路上販売者の収入になる。海外では新型コロナウイルスの影響でロックダウンもあり、路上で雑誌を売るのが困難だったけれど、最近は発売を再開しはじめている。
表立っての社会活動だけでなく、私生活でも社会的弱者のことをサポートしているエミリー。その人柄がわかるワンシーンだった。
（フロントロウ編集部）
