NYの超高層ビルの屋上で圧巻のステージを披露
米現地時間8月30日、音楽の祭典「MTVビデオ・ミュージック・アワード(以下VMA)」で、シンガーのザ・ウィークエンドが大ヒット曲「Blinding Lights(ブラインディング・ライツ)」のパフォーマンスでオープニングを飾った。
� I said, OOOOH, I'm blinded by the lights � Now THAT is how you open a show,!!� @theweeknd #VMAs pic.twitter.com/WbUBsz0Yrk
— MTV (@MTV) August 31, 2020
ニューヨークの摩天楼を一望できるタワービル、30 Hudson Yardsの100階から飛び出すように設置された三角柱の展望台で行われたパフォーマンスは、ハドソン川から盛大に打ち上げられた数百発の花火とともに幕を閉じた。
最優秀ビデオ賞(VIDEO OF THE YEAR)や最優秀アーティスト賞(ARTIST OF THE YEAR)を含む計6部門でノミネートされているザ・ウィークエンドは、この数日前に本番さながらの格好でリハーサルに向かうところをを激写されていたが、じつはこの時行われたのはリハーサルではなく、“本番”であったことが今になって明らかに。
同時に、数日前に多くのニューヨーク市民によって「サプライズ花火」が目撃され、「なんのための花火?」と話題になっていたが、その真相がこのパフォーマンスのためのものであったことも判明した。今回のVMAは「生放送(Live)」という触れ込みだったが、実際はほとんどのパフォーマンスが事前に収録されたもので、マイリー・サイラスやアリアナ・グランデにいたっては開催地のニューヨークにすらいないことがわかっている。
追記
「Blinding Lights」が最優秀R&B・ビデオ賞(BEST R&B)を獲得したザ・ウィークエンドは、受賞スピーチで「(社会で起きていることを考えると)僕にとって今、祝福することやこの瞬間を楽しむことは難しい。だから、“ジェイコブ・ブレークとブリオナ・テイラーに正義を”とだけ言わせてもらう」と、先日、警察官に打たれて下半身麻痺になった黒人男性のジェイコブと、今年3月に手違いによって警察官に銃殺された黒人女性のブリオナの名前を挙げて、「Black Lives Matter/ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命にも価値がある)」を訴えた。
The #VMA for Best R&B goes to @theweeknd for “Blinding Lights." pic.twitter.com/s2VjssMwjA
— MTV (@MTV) August 31, 2020
(フロントロウ編集部)