Photo:ゲッティイメージズ、スプラッシュ/アフロ、Instagram
日本時間8月31日に開催されたMTV ビデオ・ミュージック・アワード(以下MTV VMA)は、当初ニューヨークのバークレイズ・センターでの開催が予定されていたけれど、新型コロナウイルスの影響で実会場での開催は見送りに。しかし、ニューヨークという都市を舞台にしたアウトドアなアワードとして開催され、NYの市民が驚くような演出も。そんなMTV VMAを総まとめ。(フロントロウ編集部)

レッドカーペットはバーチャルで

 MTV VMAの醍醐味といえば、レッドカーペット。毎年ド派手なスタイルをするセレブが多いことで知られるMTV VMAはレッドカーペットも注目の的。2020年のMTV VMAはバーチャルでのレッドカーペットとなったけれど、マイリー・サイラスがパンツとブラが透けて見えるMUGLERのドレスを着たり、マシンガン・ケリーはBerlutiのネオンピンクのスーツで登場したり、今年も期待を裏切らなかった。

画像1: ガガの5変化、ウィークエンドがNY市民を驚かせるなどMTV VMAを総まとめ!

レディー・ガガ5変化

 2020年のMTV VMAにてVMA史上初となるトリコン・アワード(Tricon Award)を含む5部門を受賞したレディー・ガガは、ガガらしい衣装にも注目された。受賞者インタビューを受ける際だけではなく、アリアナ・グランデと共にハードなダンスを披露した時でさえマスクをしっかりつけ、バーチャルレッドカーペットでは、フェイスシールドをつけて新型コロナウイルスの感染症対策はバッチリ。

 パフォーマンス中を除いても5回衣装チェンジし、どの場面でもゴージャスなマスクをつけて登場したガガは、トリコン・アワードを受賞した際のスピーチで「マスクをしましょう。(マスクをすることは)敬意の表れです」と、マスク着用を促すメッセージをファンに向けて送った。


ザ・ウィークエンド、花火でニューヨーク市民を驚かせる

 年間最優秀ビデオ賞と最優秀R&Bビデオ賞を受賞したザ・ウィークエンドは、ニューヨークを一望できるタワービル、30 Hudson Yardsの100階から飛び出すように設置された三角柱の展望台から大ヒットシングル「Blinding Lights(ブラインディング・ライツ)」をパフォーマンス。

 事前に収録していたパフォーマンスでウィークエンドは数百発の花火を打ち上げたのだけれど、この花火がニューヨーク市民を驚かせることに。そのため、SNS上では「ハドソン川であがっている花火はなに?」と市民たちがツイッターに花火の様子を続々とアップしていた。

 2部門で受賞を果たしたザ・ウィークエンドは、それぞれの受賞スピーチの際、白人警察に背後から7発も銃弾を撃ち込まれた黒人男性のジェイコブ・ブレークと、手違いで白人警官に殺された黒人女性ブリオナ・テイラーのために正義を求め、黒人差別の抗議運動であるブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)への支援を改めて表明した。


ブラック・アイド・ピーズ、チャドウィック・ボーズマンを追悼

 タイガとニッキー・ジャムとコラボした「Vida Loca」と、2009年のヒット曲「I Gotta Feeling」をパフォーマンスしたブラック・アイド・ピーズ。「I Gotta Feeling」はファーギーのパートを新メンバーとして加入したJ.レイ・ソウルことジェシカ・レイノソが担当。そしてパフォーマンスの最後には先日ガンのためこの世を去ったチャドウィック・ボーズマンを追悼して、チャドウィックの主演作品『ブラックパンサー』に出てくる「ワカンダ・フォーエバー」というワードを口にし、「ブラック・ライヴズ・マター」と叫んだ。


マシンガン・ケリー、VMA受賞に大暴れ

 ラッパーのマシンガン・ケリーは、MTV VMAに初ノミネートで最優秀オルタナティブビデオ賞を見事受賞。司会者に「VMAを受賞しました」と言われると、口をあんぐりあけたままアタフタしだして、バックに飾ってあったVMAと描かれたボックスをジャケットで殴り大暴れ。The 1975やラナ・デル・レイがライバルだったため、受賞したのがかなり驚きだったようでマシンガン・ケリーならではの喜び方で受賞をお祝いした。


アリアナがクロイ&ハリーに「2人とも愛してる」

 今回のMTV VMAで最も話題になったと言っても過言ではなのが、ガガとアリアナのパフォーマンス。2人のパフォーマンスにはセレブたちも反応しており、姉妹デュオのクロイ&ハリーは「ガガとアリアナが私たちを大興奮させている」と大絶賛。

 すると、アリアナはこのツイートに「あなたたち2人とも愛してる。勘弁してよ」と照れながら返信。ちなみにクロイ&ハリーもMTV VMAのプレショーに出演し「Ungodly Hour(アンゴッドリー・アワー)」をパフォーマンスした。


ベラ・ハディッド、メイクをくずさないためのコロナ対策

 モデルのベラ・ハディッドがプレゼンターとしてMTV VMAに登場。いつもは新型コロナウイルスの感染症対策としてマスクは欠かさないベラだけれど、すでに完成していたメイクを崩さないためか、黒のマスクを耳にかけるのではなく手に持ち鼻と口を覆った。

画像2: ガガの5変化、ウィークエンドがNY市民を驚かせるなどMTV VMAを総まとめ!

コロナ禍ならではの部門の受賞者は?

 2020年のMTV VMAには、コロナ禍ならではの最優秀自宅からのミュージックビデオ賞(BEST MUSIC VIDEO FROM HOME)と最優秀隔離パフォーマンス賞(BEST QUARANTINE PERFORMANCE)の2部門が新たに臨時設定されることに。最優秀自宅からのミュージックビデオ賞はアリアナ・グランデとジャスティン・ビーバーのコラボ曲「Stuck with U(スタック・ウィズ・ユー)」が受賞し、最優秀隔離パフォーマンス賞はラテン系ボーイズグループのCNCOの「MTV Unplugged At Home」が受賞した。

(フロントロウ編集部)

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