アクション映画のスター、トム・クルーズ
長年アクション映画の第一線で大活躍している現在52歳のトム・クルーズ。映画『トップガン』でその名を世界中に知らしめ、『ミッション：インポッシブル』シリーズなどで知られる。
優しく真面目だという噂が絶えない彼には、いくつもの武勇伝がある。例えば、東日本大震災が起きた2011年、安全面などの理由から多くの海外セレブが来日をキャンセルするなか、「日本にいるみんなを勇気づけたい」と来日したり、1983年公開の映画『トム・クルーズ/栄光の彼方に』出演時、共演のリー・トンプソンがヌードを求められたときに「もしリーが裸になるのなら、僕も脱ぐ」と宣言し、彼女のヌードシーンをひとつ減らしたり。
心優しいトムは、人に物を送るのも好きだそうで、米人気トーク番組『ザ・レイト・レイト・ショー』に出演した際、知人によくケーキを贈ると明かしていた。けれどもその理由はなんと「糖質制限で自分が甘いものを食べられないから代わりに人に食べさせて、感想を聞いて楽しむため」。親切心からだけではなく、ちょっぴり自己中な動機もまたひとつの武勇伝として語り継がれている。
そんなプレゼント好きなトムには、もうひとつプレゼントに関する武勇伝がある。
トム・クルーズのプレゼント武勇伝
トムは2005年に映画『宇宙戦争』に出演。『宇宙戦争』はスティーヴン・スピルバーグ監督がメガホンをとったSF大作で、トムは主人公のレイを演じた。レイはある日別れた妻との間に生まれた子供と面会するが、突如エイリアンが襲来。彼は生き残るため、娘と共に街から逃げ出す。
©️PARAMOUNT PICTURES / MASI, FRANK
その時トムの娘役を務めたのが、映画『アイ・アム・サム』などで知られる人気子役のダコタ・ファニング。妹であるエル・ファニングと共に、とても人気が高い俳優。現在26歳の彼女は、『宇宙戦争』出演当時は11歳だった。
トムはセットで11歳の誕生日を迎えたダコタのために、共演者のロバート・デ・ニーロと共に、「コールド・ストーン」のような感じで大理石の板の上でアイスを作ってくれたと、ダコタは2020年7月に出演した米トーク番組『Watch What Happens Live』で振り返った。
ところが映画を撮り終えた後も誕生日プレゼントは止まらず、その後約11年以上プレゼントが送られてきたという。ダコタは、「いつも『18歳になったらもう贈ってくれないだろう』『21歳になったらかな』と思っていたんだけど、毎年贈ってくれる。とっても親切。プレゼントは靴が多いかな」と2016年に出演した米『WWHL』のインタビューで語っていた。
現在もプレゼントが届いているかどうかは分からないけれど、一度共演した子に長年プレゼントを送り続けるなんて、さすがすぎる。トムは現在、映画『ミッション：インポッシブル』の最新作の撮影に取り掛かっている。（フロントロウ編集部）
※本記事では名前の表記に誤りがあったため修正いたしました。
