『ザ・バットマン』にジョーカーは出ない
現在制作中のマット・リーヴス監督による映画『ザ・バットマン』には、ロバート・パティンソン演じるバットマン/ブルース・ウェイン、ゾーイ・クラヴィッツ演じるキャットウーマン、アンディ・サーキス演じるアルフレッド、ジェフリー・ライト演じるジェームズ・ゴードンが登場。そして悪役として、ポール・ダノが演じるリドラーと、コリン・ファレルが演じるペンギンが採用された。
バットマンの宿敵として人気の高いジョーカーは本作には登場しないと見られているけれど、関係者が米The Direstに話したところによると、リーヴス監督は、もし『ザ・バットマン』が3部作となることがあればジョーカーを2作目と3作目に登場させたいと考えているという。
ジョーカーとリドラーを混ぜたら?
しかし、2008年に公開された『ダークナイト』で登場し、映画ファンに強烈な印象を残したヒース・レジャーによるジョーカーや、2019年に公開され、各映画賞を総なめにしたホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』など、バットマンの敵としてのジョーカーの存在感はかなり大きい。これまでに素晴らしいジョーカーが誕生してきているため、新たなジョーカー像の構築にはリスクがともなうけれど、『ザ・バットマン』の悪役としてもジョーカーが採用されてほしかったと思うファンは少なくない。
そんななか、アーティストとしてインスタグラムフォロワー205万人を誇るbosslogicが公開した1枚のイラストが話題となっている。『ザ・バットマン』のリドラーを描いた1枚だけれど、その構図は…。
そう、『ダークナイト』のジョーカー!
かの有名なジョーカーのポスターをベースに、リドラーを組み合わせたと見られるこの画像では、ジョーカーの有名なセリフ「Why so serious 」の代わりに、8月に開催されたDCファンドームで公開された『ザ・バットマン』の予告編で映された「?0?1」の文字をリドラーが描いている。さらにその手には、予告編で登場した、リドラーからバットマンへの手紙と思われる1枚の紙が。
違う作品ではあるものの、『ダークナイト』のジョーカーをベースに制作されたこの1枚は、ニルヴァーナの「Something In The Way(サムシング・イン・ザ・ウェイ)」がBGMとして使用された『ザ・バットマン』の予告編から漂う雰囲気ともよくマッチする。
リドラーにジョーカーと同じような方向性を求めるのは失礼だけれど、『ザ・バットマン』において、彼が存在感のある悪役となることへの期待は高まっている。『ザ・バットマン』は、2021年に公開予定。(フロントロウ編集部)