映画『ワイルド・スピード』シリーズや『ジュマンジ』シリーズなどの出演作で知られる俳優のドウェイン・ジョンソンが、新型コロナウイルスに感染していたことを公表。その影で、彼がプロレスラー時代から使っていた名言が、正式に辞書に登録されたことが判明した。(フロントロウ編集部)

コロナ禍に巻き込まれたドウェイン・ジョンソン

 ドウェイン・ジョンソンは、映画『ワイルド・スピード』シリーズや『ジュマンジ』シリーズをはじめ、数々の映画に出演している人気俳優。米Forbesが毎年発表している「世界で最も稼ぐ俳優ランキング」では、2年連続の第1位を記録している億万長者でもある。

画像: コロナ禍に巻き込まれたドウェイン・ジョンソン

 そんな彼は2020年9月に、現在世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスに感染していたことを自身のインスタグラムで発表。検査の結果、ドウェインだけでなく、妻のローレン・ハシアンや娘のジャスミンちゃんとティアナちゃんにも陽性反応が出たという。ドウェインによると、幸い家族4人とも症状は軽く、現在はすっかり回復しているそうで、家族全員が「他人に感染させる危険性がない=陰性」であるとしている。

 “家族を守る”という強い意志を持って行動してきた彼にとって、検査で陽性反応が出た時のショックとダメージは相当なものだったそうで、新型コロナ感染は「自分にとっても、家族にとっても最も困難な試練のひとつだった」という。

プロレスラー時代のドウェイン

 そんなドウェインだけれど、日本では「ロック様」という愛称で呼ばれることもある。その理由は、俳優として活躍する前にプロレスラーとして人気を博していた彼のリングネームが「The Rock」だったから。

 ドウェインはアメリカで最も人気のスポーツの一つ、プロレスリングのWWEという団体の花形として、何度も伝説級の試合を繰り広げてきた。彼は最高のエンターテイナーとして多くのプロレスファンの心を掴み、キメ技の「ピープルズ・エルボー」は、「娯楽スポーツ界最高の美技(The most electrifying move in sports entertainment)」と自他共に認めるほどの人気ぶり。

 そんな彼の人気を支えていたのが、このアツいマイクパフォーマンス。試合中だけでなく、試合以外でも観客をわかせたそのテクは、世界中から絶大な支持を得ていた。そのMCテクは俳優としても彼の武器になっており、先日行なわれたDCコミックス史上最大のイベント「DCファンドーム」にて公開された、ドウェイン主演作『ブラックアダム』のマイクパフォーマンスは、圧倒的なトークスキルを放っていた。

辞書登録されたドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソンの名言

 2020年、人気絶頂にあるドウェインの名言がついにアメリカの辞書Dictionary.comに掲載。その言葉とは、「Jabroni(ジャブローニ)」というもの。多くのファンは、この「ジャブローニ」という言葉を彼のものだと認識している。

 「ジャブローニ」とは、ドウェインがWWE時代にがマイクパフォーマンスで多用し、多くのファンをシビレさせた言葉。もともとは、1970年代にWWEで活躍したアイアン・シャークというプロレスラーが作った言葉で、「ジョバー」という言葉をイタリア語風にアレンジしたもの。ジョバーとは、八百長でわざと負ける役の人のことを指す者で、転じて「負け犬」や「自惚れ」といった意味を持つ俗語である。

 WWEはこの言葉の辞書登録を祝い、すぐさまインスタグラムにドウェインの写真を投稿。ドウェインはこれに「かっこいい!この言葉を有名にしたのは自分かもしれないけれど、作ったのはアイアン・シャークだよ」と、謙遜しつつも喜びのメッセージを送った。(フロントロウ編集部)

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