クロエ・ジャオ監督が、現代の遊牧民(ノマド)を映した映画『ノマドランド』が、2021年1月に日本で公開されることが決定した。(フロントロウ編集部)

アメリカ西部で生きる現代の遊牧民ノマド

 現代の遊牧民(ノマド)…。世界経済に衝撃を与えたリーマンショックで、企業の倒産とともに、長年住み慣れたネバダ州の住処を失った60代の女性ファーン。彼女は、キャンピングカーに思い出もなにもかもすべてを乗せて、車上生活者となることを選ぶ。“現代のノマド(遊牧民)”として、季節労働の現場を転々としながら、行く先々で出会う他のノマド達と心を通わせながら、ファーンの、誇りを持った自由な旅は続く…。

 ノンフィクション本を原作とした映画版では、『ファーゴ』と『スリー・ビルボード』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したオスカー女優フランシス・マクドーマンドが主役ファーンを演じ、撮影では、実在のノマド達の中に身を置いた。ドキュメンタリー、フィクションという境界線を越え、新しい表現に挑んでいる。また、アメリカの西部の壮大な自然、路上に存在する美、ノマド達の生き様を映し出した映像も必見。

 監督は、マーベルMCU映画『エターナルズ』の監督に抜擢され注目を集めるクロエ・ジャオ監督。アメリカ西部に生きるロデオライダーたちの姿を力強くも痛切に描いた『The Rider(原題)』で高い評価を得たジャオ監督が、撮影監督ジョシュア・ジェイムズ・リチャーズとふたたびタッグを組み、数多くの名作を世に送り出してきたサーチライト・ピクチャーズが送り出す。

 映画『ノマドランド』は、2021年1月に日本公開。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.