コロナ陽性のロバート・パティンソンが回復、『ザ・バットマン』の撮影が再開
DCコミックス映画『ザ・バットマン』のイギリス国内で行なわれていた撮影が“スタッフの1人”が新型コロナウイルス(Covid-19)の感染が確認されたため、一時休止となったことが発表され、判定検査で陽性結果が出た、その“スタッフの1人”が主演を務める俳優のロバート・パティンソンであると米Vanity Fairが報じてから、ちょうど2週間が経った9月17日、『ザ・バットマン』を配給するワーナー・ブラザース・ピクチャーズが、同作の撮影再開を発表した。
「Covid-19感染拡大のための隔離措置を完了し、『ザ・バットマン』の撮影がイギリス国内で再開されました」と綴られた広報担当による声明には、ロバートが感染者であるという記述はなかったものの、第一報を報じたVarietyは、ロバートの新型コロナウイルスの判定検査が陰性となり“クリア”したため撮影再開にGOサインが灯ったと伝えている。
元気な姿が街中で目撃
ロバートは『ザ・バットマン』の撮影再開が伝えられる前日、隔離期間を一緒に過ごしていたとみられる、恋人のモデル兼俳優のスキ・ウォーターハウスとロンドン市内の公園で仲睦まじそうにする姿が目撃されていた。
スキと手をつないで笑顔で街を歩き、公園のベンチでマスクをずらしてキスをする元気そうなロバートの様子に、ファンたちはホッと胸を撫でおろし、『ザ・バットマン』の撮影再開が近いことを確信していた。
映画『トワイライト』でブレイクして以来、さまざまなジャンルの作品に出演して演技の腕を磨いてきたロバート。もっとも最近では、9月17日から映画『スパイダーマン:ホームカミング』のトム・ホランドと共演し、謎の牧師役を熱演したNetflixのサイコスリラー映画『悪魔はいつもそこに』が配信開始となり、ますます注目を集めている。
そんなロバートを新バットマンに迎えた『ザ・バットマン』は、悪役ペンギンには映画『ダンボ』のコリン・ファレル、悪役リドラ―には映画『それでも夜は明ける』のポール・ダノ、バットマンの執事アルフレッド役には映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』アンディ・サーキス、そしてキャット・ウーマンには映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズのゾーイ・クラヴィッツと、豪華キャストたちが名を連ね、映画『猿の惑星:聖戦記』のマット・リーヴス監督がメガホンを取る、DCファンだけでなく、多くの映画ファンの期待を一身に受ける作品。
DCコミックスのファンイベント「DCファンドーム」でお披露目された『ザ・バットマン』のティーザー映像。
同作は、新型コロナウイルスの世界的感染拡大に伴い、3月頃から撮影休止となっていたが、8月末に撮影が再開。しかし、そのわずか2日後に、新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受けて、再休止に追い込まれていた。
『バットマン』の欧米での公開は2021年10月1日を予定。ロバートが復帰して撮影が本格的に再開された今、急ピッチで制作が進められるものとみられる。(フロントロウ編集部)