グラデアイの境目を目立たせなくするメイク法
アイシャドウの定番の塗り方といえば、複数のカラーで陰影をつけて奥行きのある目元に仕上げるグラデアイ。そんなグラデアイは、色の境目ができてしまいやすいのが難点。塗っている部分と塗っていない部分の境目や、色同士の境目が目立つことがあり、溶け込むようなグラデをつくるのは難しい。メイクのプロによると、そんな問題を解決するのが「ブレンド」。
リアリティスターのキム・カーダシアンらを手掛ける売れっ子メイクアップアーティストのマリオ・デディバノビッチは、「しっかりブレンドすることが、境目のないグラデアイに仕上げるために最も重要なカギ」と米Well+Goodで話し、オススメのテクニックを明かした。
ルースパウダーを使ってブレンド
マリオがブレンドするときに使うのが、毛がフワフワのアイシャドウブラシとなんと半透明のルースパウダー。
マリオは、「まぶたにグラデーションをつくったら、次にごく少量のルースパウダーをつけたブラシでアイシャドウをぼかしていって」とアドバイス。そうすることで、色同士の境目をなくすだけでなく、肌なじみもぐんとよくなって浮いて見えることがないという。
さらにルースパウダーにはメイク崩れを防ぐ効果もあることから、アイシャドウのヨレやシワへの入り込みも予防してくれるそう。
ワイパー塗り&渦巻き塗りでブレンド
お気に入りのブレンドテクニックを持っているプロは、マリオだけではない。トップモデルのジジ・ハディッドらセレブからの信頼が厚いメイクアップアーティストのパトリック・タがこだわっているのは、ブラシの動かし方。
パトリックは、縦のグラデーションをつくりたいときには、ブレンディングブラシをワイパーのように左右に動かすことで肌に溶け込むようになじむと明かした。一方、横のグラデをつくりたいときには、ブレンディングブラシで小さな円を描くように渦巻きっぽく動かし、目尻だけはまつ毛のキワから「く」の字を書くようにブラシを往復させるのがオススメだそう。
肌に溶け込むようなキレイなグラデアイは、顔全体の立体感もアップさせてくれるので、ぜひプロのメイク法をマスターしてみて。(フロントロウ編集部)