知っておきたい、プロ直伝の2つの眉メイク
その日の予定や気分によって、メイクの雰囲気や仕上がりを変えることはよくあることだけれど、そんなとき眉メイクはどうしてる? メイクのプロによると、眉メイクはほかのメイクに合わせて調整するのがオススメ。メイクを変えても眉メイクはいつもどおりになりがちだけれど、眉を調整することでメイクのバランスはぐんと良くなるという。
とはいっても、たくさんの眉メイクをマスターする必要はなく、プロが勧めたのは2つの眉メイクを使い分けること。その方法を教えてくれるのは、モデルのケンダル・ジェンナーなど多くのセレブを手掛けるメイクアップアーティストのヴィクター・ヘナオ。ヴィクターは、「2種類の眉メイクさえ覚えておけば、眉毛がミスマッチになることはない」と米Total Beautyでコメント。どんなメイクにどんな眉メイクを合わせればいいのか、プロのアドバイスをご紹介。
ナチュラルメイクに合った眉
ひとつ目の眉メイクは、すっぴん風メイクなど全体的にナチュラルなメイクのときにバランスよく見えるメイク。ヴィクターは、「しっかりつくり込みすぎた眉は、ナチュラルメイクにはミスマッチになるから避けて」と忠告し、あくまで自眉毛を生かしたメイクにするようアドバイス。
まず、毛がまばらになりやすい眉尻だけをペンシルで塗りつぶし、それ以外の部分は毛が足りない部分のみ毛を描くように短い線を足していく。次に眉毛に自然な立体感を出して毛流れをキープするために、眉マスカラで全体をブラッシングしたらできあがり。ヴィクターいわく、眉マスカラは色つきでも透明なタイプでもどちらでもOKだそう。
しっかりメイクに合った眉
ふたつ目の眉メイクが、しっかりめのメイクにマッチして見えるメイク。ヴィクターによると、とくにシャドウやライン、マスカラなどで目元をとことん強調したメイクの場合、眉毛がナチュラルすぎると顔がぼやけて見えたり写真写りが悪くなったりするという。そのため、眉毛もほどよく強調することが大切。
最初に使うのは先ほどのメイクと同じくペンシル。まず眉毛1本1本を描き足すようにペンシルで全体的に埋めたら、スクリューブラシでブラッシング。次に、アイブロウパウダーを上から重ねて、再びスクリューブラシでブラッシング。最後に細めのブラシを使って眉の周りにファンデを塗って強調すれば、しっかりメイクに合う眉メイクの完成。
ちなみに重ねるたびにスクリューブラシを使うワケについてヴィクターは、「濃い眉メイクの場合、使ったコスメが毛に付着しすぎてつくり物感が出てしまうことが多いんだ」と話し、スクリューブラシでブラッシングしてなじませることで、眉を強調しつつも自然な仕上がりになると説明した。
マスクをする機会が増えて、より重要になっている眉メイク。プロの眉メイク術を参考に、いつものメイクをアップデートしてみては。(フロントロウ編集部)