早期発見がカギである乳がん
できるだけ健康でいたいというのは、多くの人が願っていること。適度な運動や食生活はもちろん大事だけれど、さまざまな検診を受けることも、病気に気がつくためにかなり重要。とくに乳がんは、女性がもっともかかるがんでありながら、早期発見ができれば10年生存率は90%を超える。
しかし日本医師会によると、日本における乳がんの検診率は、40~69歳で44.9%。30~39歳では30%にも届いていない。
Netflixの人気コメディドラマ『デッド・トゥ・ミー 〜さようならの裏に〜』に出演するクリスティナ・アップルゲイトは、今から12年前に36歳で乳がんと診断され、「私は乳がんにかかった36歳です。私の年齢の女性、もしくは20代の女性にもそれ(乳がん)が起こるということを知っている人は多くないでしょう」と話し、若い女性でも乳がんにかかることがあると注意をしている。
乳がんのセルフチェックの方法は?
定期的にマンモグラフィー検査や超音波検査(エコー検査)を受けることは、非常に大事。そしてその他に、自分でできるセルフチェックを行なうことも推奨されている。全米乳がん財団は月に1度のセルフチェックを進めていて、シャワー中や横になった時に触診したり、鏡の前で胸を確認したりしながらチェックをすると良いそう。
28歳で乳がんにかかり乳首を失ったことで、トップレス姿で乳がんの啓発運動を行うアクティビストのエリカ・ハートは、昨年のピンクリボン月間に、乳がんのセルフチェックの仕方を教える動画を公開している。
また、男性でも乳がんにかかることはある。ビヨンセの父親であるマシュー・ノウルズは、2019年に乳がんと診断され、手術を受けたことを明かしている。家族全員、セルフチェックをするクセをつけておけば、乳がんの早期発見につながる。これを機に、日々のルーティーンに取り入れてみて。(フロントロウ編集部)