悩みを打ち消すリップカラーの選び方
リップのカラーは、好みやトレンドに合わせて選ぶことが多いけれど、プロによると気になる悩みをカモフラージュするための選び方もあるという。そのカギを握るのが、暖かさを感じられる赤みの強い「暖色ベースのリップ」と冷たさを感じられる青みの強い「寒色ベースのリップ」。
シンガーのビヨンセなど多くのセレブに指名されるメイクアップアーティストのサー・ジョンは、「リップを選ぶときの厳格なルールはないんだけれど、暖色がベースのリップと寒色がベースのリップには、それぞれ違った悩みを打ち消す嬉しい効果があるんだ」と米The skincare editでコメント。一体どんな悩みをカモフラージュしてくれるのか?
顔のくすみには「暖色ベースのリップ」
暖かさを感じられる暖色ベースのリップがカモフラージュしてくれるのは、疲れた印象を与えてしまう肌のくすみ。暖色ベースのリップのなかでも、とくにコーラルピンクやオレンジがかった赤、テラコッタカラーなど黄みも入った暖色カラーが有効だそう。
サー・ジョンは、「暖色ベースのリップを唇にのせると、血色感がアップして一気に顔色がよく見える」と話し、寝不足のときやちょっと不調気味なときなど、顔色がくすみがちな日にはこのカラーのリップを選んで顔色をよく見せるのがオススメだと明かした。
ちなみに、暖色を選ぶと健康的な顔色を演出できるというこの効果は、チークでも同じことが言えるそうなので、チーク選びのときにも参考にしてみるとよさそう。
歯の黄ばみには「寒色ベースのリップ」
フューシャピンクやベリーレッド、パープルなど青みの強さが特徴的な寒色ベースのリップには、笑顔の印象をダウンさせてしまうこともある歯の黄ばみをカモフラージュする効果が。
それは、青が黄色にとって反対色の「補色」であり、黄色みを打ち消す効果があるから。この色の原理のおかげで、青みのある寒色ベースのリップを唇に塗ると歯が白く見えるという。
なんだか顔がくすんでいたり、印象を良く見せたいという日には、ぜひプロの色選びを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)