作家として大活躍のクリス・コルファー
ドラマ『glee/グリー』のカート・ハメル役で知られる俳優のクリス・コルファーは、最近では作家として大成功。2012年に1冊目が出版された『ザ・ランド・オブ・ストーリーズ』シリーズによって米New York Timesのベストセラー作家にまでなった彼は、映画化が決定している『願いをかなえる呪文 (ザ・ランド・オブ・ストーリーズ1)』で監督を務めることも発表されている。
そんなクリスの創作意欲は衰えるところを知らず、先日、自身16冊目となる『A Tale of Witchcraft(原題)』を出版。そこで、米E!のインタビューに登場したクリスが、『glee/グリー』の共演者である故ナヤ・リヴェラの思い出を口にする場面が…。
クリス、ナヤ・リヴェラとの思い出
サンタナ・ロペスを演じたナヤは、今年7月に息子のジョージー君と一緒に訪れたカリフォルニア州のピルー湖で消息不明に。その後、遺体となって発見された。息子のジョージー君をボートに乗せたあと、溺死したと見られている。
ナヤ失踪のニュースが報じられた翌日の早朝には、ピルー湖のほとりで、『glee/グリー』のアンバー・ライリー、ヘザー・モリス、ケヴィン・マクヘイル、ジェナ・アウシュコウィッツ、そしてクリスなどのキャスト達が手をつないで、ナヤへの祈りを捧げていた。
Heather,Kevin, Amber and Chris. � #gleecast pic.twitter.com/atewyabY5J
— Moises (@itsmoisespinto) July 13, 2020
それほどナヤと親しかったクリスは、彼女のある才能が恋しいよう。
「多くの人は知らないと思うけど、ナヤは物まねがすごく上手くて、気分が良くない時にはいつでもいつでもやってくれた」
ナヤには、物まねの才能が! クリスのお気に入りの物まねもあったそうで、ナヤとの思い出を振り返った。
「キム・カーダシアンが陪審員の時の(物まね)かな。笑いが必要な時にはいつでも、それ(ナヤの物まね)は僕を大笑いさせてくれたよ」
ナヤとクリスのエピソードを知れるのはファンにとっては嬉しいけれど、切なくもある。クリスはナヤの遺体が発見された後に、こうメッセージを綴っていた。
「誰かに対して持っている愛情や尊敬の想いをたった1つの投稿に込めるなんて可能だろうか? 10年間におよぶ友情や笑いを言葉だけで表現することなんてできる? もしあなたが、ナヤ・リヴェラと友だちだったら、そんなことはできないだろう。彼女の聡明さとユーモアのセンスには誰も敵わなかった。彼女の美しさと才能はこの世のものとは思えないくらいだった。彼女は権力を持つ人たちにも、恐れをなさない冷静さを持って真実を語った。彼女はたったひと言で、嫌な日を素晴らしい1日に変える事ができた。彼女はいとも簡単に人々をインスパイアし、励ます事ができた。彼女と親しくできたことは、僕にとって栄誉の証であり、自分を守ってくれる鎧を着ているようなものでもあった。ナヤは、比類なき存在だった。そしてこれからもそうあり続けるだろう。僕が持てるすべての愛を彼女の素晴らしい家族と美しい息子に送る」
(フロントロウ編集部)