『2分の1の魔法』がピープルズ・チョイス・アワードにノミネート
先週、米E!Newsが主宰するピープルズ・チョイス・アワードのノミネーションが発表され、2020年8月21日に日本公開されたディズニー映画『2分の1の魔法』が、『ソニック・ザ・ムービー』や『トロールズ ミュージック★パワー』、『ドクター・ドリトル』などと並んで「THE FAMILY MOVIE OF 2020」賞にノミネートされた。
『2分の1の魔法』は、魔法が消えかけた世界に暮らす兄弟が主人公の映画。2人は亡き父からの贈り物とそこに記されていた呪文を使って、魔法の力で父親を蘇らせようとするも、なぜか下半身だけが蘇るという奇妙な事態に。完全復活のタイムリミットまでの24時間以内に、2人が父親の“もう半分”を取り戻すための旅に出る。
本作は、映画『アベンジャーズ』シリーズで共演した、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの俳優クリス・プラットと、『スパイダーマン』シリーズの俳優トム・ホランドが声優として共演していることも話題になっており、クリスが兄バーリーを、トムが弟イアンの声優を務めている。
クリス・プラットの投稿に賛否
『2分の1の魔法』がファンの投票で受賞が決まるピープルズ・チョイス・アワードにノミネートされたことを受けて、今回、クリスが同作への投票を促す投稿をインスタグラムにポスト。クリスは『2分の1の魔法』の写真を投稿して、次のようにコメントした。
以下、クリスの投稿の全訳。
「世の中で起きているあらゆることのために、投票を促すことがかつてないほど重要とされている。誰であれ、セレブリティに質問をしてみて。投票するようにって返ってくるから。毎日がそう。1日に何度もね。投票するように言われるんだ。僕はどうかって? 僕は誰に投票すべきかを『正確に』みんなに伝えるよ。『2分の1の魔法』さ。僕らの前にいるヒーローたちは、無関心を寄せられるために努力したわけじゃない。来たるピープルズ・チョイス・アワードに向けた投票は、人類史上で最も重要な投票だよ。(他の)100万倍くらい重要なね。ファミリー映画賞の部門で『2分の1の魔法』に投票してくれ。さもなくば、死ぬことになる。大袈裟なことを言っているわけじゃない。プロフィール欄のリンクをクリックしてほしい。みんなの声を届けよう」
クリスはこの投稿で、ここ最近セレブたちが来月11月に控えた来たる米大統領選に向けた投票を呼びかけていることに冗談まじりで言及しているのだけれど、そのことをジョークにしたことに対し、一部の人たちから批判が寄せられることに。
「これはちょっとしたキュートなジョークのつもりなのかもしれないけど、すごく無神経だと思う」とユーザーの1人はこの投稿にコメントしている。「今度の(大統領)選挙は本当に重要だし、全員が投票すべき。このことを映画の宣伝に使ったのは浅はか」。
別のユーザーは「こんなにも鈍感な投稿を書けるなんて、どれだけの特権を有しているか想像してみてよ」とコメントして、白人かつ裕福なセレブであるクリスは大統領選に関心がないのだと苦言を呈した。
一方、クリスはあくまで「冗談」で書いたに過ぎないと彼を擁護する声も寄せられており、「みんな何もかもに目くじらを立てすぎ。しっかりして。ジョークなんだから」とユーザーの1人はコメント。また、別のユーザーは「これで誰かが大統領選を軽くとらえるようになることはない。クリス・プラットはピープルズ・チョイス・アワードについて投稿しただけだから」とコメントしてクリスをかばっている。
ファンの間でも意見が分かれている今回の投稿について、クリスは記事執筆時点でコメントを発表していない。(フロントロウ編集部)