リキッドファンデを塗るブラシの選び方をプロが伝授
メイクブラシはメイクの仕上がりを格段にアップさせてくれるツールだけれど、ブラシで塗るのがなんとなく難しそうなイメージが強いのが、リキッドタイプのファンデーション。パウダー系コスメはブラシを使い、リキッドファンデは手やスポンジで塗っているという人は、意外と多いのでは?
でもプロによると、リキッドファンデこそブラシで塗るべきだという。なぜならリキッドファンデはブラシで塗ることで、まるで素肌かのように自然でキメ細やかになり、仕上がりが格段にアップするから。さらにブラシの形状や種類によっても、その仕上がりは大きく変わるという。
どんなタイプのブラシがキレイに塗れるのか、プロがオススメするタイプをご紹介。
パウダー用のふわふわのブラシ
リキッドファンデ用ブラシの形状といえば、先端が平らになったものが最も有名だけれど、あるメイクアップアーティストがオススメしたのは、なんとパウダーコスメ用のふわふわのブラシ。
多くのセレブを手掛けるアントン・ハチャトゥリアンは、「おかしな方法だと思われそうだけど、チークやフェイスパウダー向けのふわふわのブラシを使うと、エアブラシで仕上げたようなシームレス肌になるんだ」と米Byrdieコメント。先端がふわふわのものだとムラができそうに思えるけれど、実際にはこの形状のブラシを使うとファンデを塗りながらキレイにぼかしてなじませる効果もあるため、全体的に均一でなめらかな肌に仕上がるという。
合成毛でつくられたブラシ
ブラシは形状だけでなく、その毛質の種類もポイント。メイクブラシは大きく分けて、動物の毛を使った「天然毛」と合成繊維を使った「合成毛(人口毛)」があるけれど、プロのオススメは合成毛だそう。
そう話すのは、俳優のアンジェリーナ・ジョリーやレベル・ウィルソンなど多くのセレブに愛されるメイクアップアーティストのマーティン。合成毛を勧める理由について、「天然毛のブラシは、ファンデに含まれる肌に良い成分を吸収してしまうことがあって失敗しやすい。でも合成毛のブラシなら、その成分を奪うことなく肌に塗ることができる」と説明。
また毛質だけでなく毛の太さも重要だそうで、マーティンは細い毛のブラシを選ぶようオススメ。太い毛のブラシだと、塗った跡が目立ちやすく不自然な仕上がりになってしまうからだという。
ファンデの仕上がりに満足していないと、つい新しいファンデに変えたくなるけれど、一度ツールを見直してみると、新しい発見があるかも。(フロントロウ編集部)