なぜ、鼻のまわりだけ乾燥するの?
認定皮膚科医のエリザベス・ハウスマン医師によると、鼻の周りの皮膚が他の部分より乾燥しやすいのには、いくつかの理由があるという。
1つめの原因は、鼻のかみすぎ、もしくは触りすぎ。ハウスマン医師は「ティッシュで頻繁に鼻をかんだりすると、鼻のまわりの皮膚が刺激され、敏感になって皮がめくれやすくなる」と米Skincare.comで説明。
また、無意識に鼻を触ってしまう癖なども、鼻まわりの乾燥を引き起こす可能性があるため、できれば控えたほうが賢明。
2つめの原因は、紫外線によるダメージ。とくに、鼻のまわりは他のパーツに比べて紫外線のダメージを受けやすいため“日焼け”や“乾燥”を引き起こしやすく、結果として鼻まわりの皮がむけやすくなるとハウスマン医師は言う。
また、ハウスマン医師は「紫外線の影響を受けると、鼻まわりが乾燥するだけでなく、シミや毛穴の開きなどの肌トラブルも引き起こす可能性がある」と、紫外線は乾燥だけでなく、他の肌トラブルも招きかねないと指摘する。
鼻まわりの乾燥を防ぐ方法
最近、鼻まわりがなんだか乾燥する…と思ったら、真っ先に行なうべきは「保湿」。
ハウスマン医師のオススメは、3ステップの保湿ケア方法。はじめに、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を含んだ“美容液”で肌を整える。次に、その上から“クリーム状の保湿剤”を塗り、肌にうるおいをたっぷりと与える。
最後に、お好みの“フェイスオイル”でふたをし、肌内部の水分をぎゅっと閉じ込める。この方法が、鼻まわりの乾燥を防ぐにはベストなのだそう。
もう1つ忘れてはならないのは「日焼け対策」。夏ほど強い日差しを感じないため、秋冬のシーズンはつい手を抜きがちだけれど、日焼け止めは1年中塗るのが鉄則。
ハウスマン医師は「日焼け止めは、雨でも晴れでも、寒くも暑くも、必ず毎日、肌の広範囲に渡って塗って。もちろん鼻のまわりも忘れないで」と助言。日焼け止めを毎日塗るのを忘れがちな人は、SPFを配合した保湿剤を使ってみるのもオススメだと付け加えた。
これから、ますます乾燥が気になる冬の季節。乾燥を引き起こす前に、鼻まわりを重点的に保湿するなど、普段のスキンケアを見直すきっかけにしてみて。(フロントロウ編集部)