洗顔時の「水の温度」が、肌の乾燥トラブルやエイジングサインを引き起こす可能性があるって知ってた? それぞれのデメリットと最適な水温を海外の皮膚科医がアドバイス。(フロントロウ編集部)

プロ級の洗顔は“水の温度”がカギ

 毎日のスキンケアに欠かせない洗顔。洗顔料やクレンジング剤にこだわっている人も多いけれど、意外と見落とされがちなのが「水の温度」。

 なんとなく、その日の気分や気温に合わせて、“冷たい水”や“お湯”で洗顔していると思うけれど、スキンケアの専門家たちによると、この何気ない日々の積み重ねが、肌の乾燥やエイジングサインなどの一因になっている可能性が高いという。

画像1: プロ級の洗顔は“水の温度”がカギ

 では、毎日の洗顔には水とお湯のどちらを使うのが正しいのか。実は、どちらも不正解!

 テキサス州の皮膚科専門医フローラ・キム医師によると、湯気が出るほどの“お湯”で顔を洗うと、肌の乾燥を引き起こし、皮膚バリア機能が低下する恐れがあると米Covetureで指摘。「乾燥によって皮膚バリア機能が損なわれると、刺激に対して肌が敏感になる可能性が高い」とキム医師は言う。

 また、認定皮膚科医のエレン・マルマー医師は「(お湯で)必要な皮脂まで奪われると、肌が赤くなったり、(乾燥によって)シワが増えたように感じることもある」と話している。

画像2: プロ級の洗顔は“水の温度”がカギ

 一方で、“冷たい水”の場合はどうだろう。キム医師には「水の温度が低いほど、血管が収縮されて血行が良くなる」と話し、眠気覚ましの朝の洗顔には良いと説明。ただし、これはあくまでお湯よりマシというだけであり、目に見えるメリットは無いそう。

 さらに、普段からウォータープルーフ処方のマスカラやマットタイプのリップなどを愛用している場合、冷たい水だけでは肌に残った皮脂や汚れを落としきれないこともあるという。

洗顔にオススメの温度は「ぬるま湯」

 専門家たちが口を揃えてオススメする温度は「ぬるま湯」。肌質によって体感温度が変わるため、一概には言えないけれど、だいたい35度前後がベスト。目安としては、お風呂の温度より少し低いぐらいと考えるとわかりやすいそう。

画像: 洗顔にオススメの温度は「ぬるま湯」

 人間の体温にとても近い温度なので、洗顔料やクレンジング剤の働きを最大限に引き出すことができ、毛穴の汚れや余分な皮脂を落としやすいだけでなく、必要以上に肌を乾燥させることも少ないという。

 毎日の洗顔の中でほんの少し工夫するだけで、より自信をもてる美肌に一歩近づけるはず。普段のスキンケアを見直すきっかけにしてみて。(フロントロウ編集部)

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