2020年10月16日よりNetflixで配信が始まった『グランド・アーミー』。高校生活のリアルをセンセーショナルに描き出す新しいティーンのドラマのあらすじやキャストをご紹介。(フロントロウ編集部)

アメリカのティーンのリアルを描く『グランド・アーミー』

 『グランド・アーミー』は、2020年10月16日よりNetflixで配信が始まったドラマ。本作は、ドラマ『13の理由』や『ユーフォリア』のように、ティーンのリアルな生活のダークな側面に焦点を当てた作品。

 物語の舞台はアメリカのニューヨーク。ブルックリン最大規模の公立高校グランド・アーミーの近所で爆破事件が起こり、封鎖された校舎に閉じ込められた生徒たちに、数々の問題が降りかかる。

 ベースとなっているのは、『Slut: The Play』という劇。16歳のジョアンナが、ニューヨークで夜の外出中に3人の友人に襲われるという内容は、レイプ文化が若い女性の生活に与える影響を物語る。

ティーンエイジャーが直面する問題に焦点を当てるストーリー

 冷めた色使いの映像で映し出されるのは、今日のティーンエイジャーが日常生活で直面する負担、期待、プレッシャー、そして挫折。このシリーズは、暴力、差別、冒とく的な表現、薬物使用のシーンでいっぱい。グランド・アーミーはまた、人種差別や性差別など、現代の社会が直面している差別との困難な闘いを詳しく描いている。

 本作は、オープニングシーンからかなりショッキング。ある少女がトイレにこもってわめいているところに友達が来て、泣き叫ぶ彼女の股に手を突っ込み何かを取り出す。それは、セックスした相手が体内に残したコンドームだった。

 『グランド・アーミー』は、学校のすぐそばで起きた爆破テロをきっかけに物語が進んでいくけれど、内容はあくまでも学校内で起きる様々な問題に焦点が当てられている。

 このシリーズは暴力、ネットいじめ、ヌードなどで満ち溢れている。また、視聴者の過去のトラウマを刺激するようなショッキングな描写やメッセージが盛り沢山。メンタルヘルス問題の話題を引き出すきっかけになったドラマ『13の理由』や『ユーフォリア』などと並ぶドラマになる可能性は高い。本作の米批評サイトRottenTomatoesでの批評家スコアは、86%となっている。

『グランド・アーミー』のキャストは?

 本作は、5人の高校生をメインに話が展開される。2019年に公開された映画『Let's Scare Julie』などに出演している21歳のデッサ・アドロンがジョーイ役を、大きな舞台には初出演のオードリー・ジーンがドミニク役を、ドラマ『デグラッシ: ネクスト・クラス』のアミール・バゲリアがシド役を、『SKIN 短編』のマリク・ジョンソンがシェイソン役を、『J Doe』のアマリア・ヨーフがレイラ役を演じ、フレッシュな面々が物語を彩る。

 ドラマ『グランド・アーミー』は、Netflixで配信中。(フロントロウ編集部)

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