後見人問題に揺れるブリトニー・スピアーズ
2019年に同年2月から行なう予定だったラスベガスでの新定期公演『Britney: Domination(ブリトニー:ドミネーション)』を延期して以来、シンガーとして表立った活動は行なっていないブリトニー・スピアーズ。
彼女は現在、自身が同公演を延期する要因となった、2019年に大病を患っていることを公表した父親ジェイミー・スピアーズとの後見人問題に揺れており、現在も両者の間で裁判が続いている。ブリトニーは精神衰弱が見られた2007年から現在まで成年後見制度のもとに置かれており、法的な決断は後見人の管理下に置かれている。父ジェイミーは2019年までブリトニーの後見人を務めていたが、彼に大病が判明してからは、ケアマネージャーであるジョディ・モンゴメリーが彼女の後見人を務めている。
ブリトニーは今年8月、「父ジェイミーが“復職”することを望んでいない」という強い意志を、弁護士を通じて明らかにしている。ブリトニーは後見人を立てること自体には賛成しているが、父ジェイミーではなく、彼が後見人の座から退いているあいだ、約1年間にわたって代理でその役割を担ってきたモンゴメリー氏がその座に留まることに望んできた。同月には、ブリトニーの意思が尊重される形で、モンゴメリー氏の在任期間を2021年の2月まで延長することが裁判で決定された。
ブリトニーが現状を報告
そんななか、ブリトニーが先日、久しぶりにインスタグラムを更新。ブリトニーは表舞台には現れなくなった今でも頻繁にSNSを更新していたのだけれど、ここ2週間は更新が途絶えており、ファンから心配する声が寄せられていた。
ブリトニーはインスタグラムに投稿した動画で、そんなファンからの心配する声に言及して、次のようにコメントを寄せた。
「いろいろなコメントが寄せられていることや、多くの人たちが私についていろいろなことを言っているのは分かってる。だけど、私は元気だということをみんなに伝えたいの。私は人生で一番幸せ。みんなにたくさんの祈りや幸運、ありったけの愛を送るね」
一方、ブリトニーの後見人制度をめぐる裁判は現在も続いており、米TMZが入手した法定文書によれば、ブリトニーは父ジェイミーを今後も後見人の1人として採用する可能性も探っていたものの、10月に自身のマネージャーが唐突に辞任し、自身に事前に知らされることなく父ジェイミーが新たなマネージャーを雇ったことで、父親に対する感情が新たに心変わりしたという。
ブリトニーは父ジェイミーのこの動きについて、「(ブリトニーの)資産や文書、音源の財政的な管理権を全面的に握る」ためだと指摘。改めて、彼を復職させたくないと思っている意思を示し、モンゴメリー氏を後見人として留めておきたいと主張した。(フロントロウ編集部)