ウーバーイーツでKFCを頼んだら…
アメリカ発のフードデリバリーサービスであるウーバーイーツは、アプリ操作による手軽さや提携店の多さなどから、今では日本を含む世界各国で使われている。とくに新型コロナウイルスの影響で外食の機会が制限され、普段以上に家で作った物を食べ続けるとなると、たまにはお店の味が食べたいとデリバリーを頼む頻度も増えるもの。しかしイギリスに住むある女性は、恐怖の経験をしてしまった。
この日、ケンタッキーフライドチキンの骨なしチキンをウーバーイーツで頼んだという女性。荷物を受け取り、箱を開けてみると…。
なんとそこには、半分食べられたチキンが。
見知らぬ人に自分がこれから食べようと思っていた料理を勝手に食べられただなんて、気持ちが悪すぎる。さらに、今は新型コロナウイルスの恐怖がある日々。衛生的にも、代金を支払った料理が食べられているということも、大問題。
英Plymouth Heraldの取材によると、彼女はカスタマーセンターに問い合わせたそうだけれど、調査をするからと言われて代わりのチキンの提供や返金といった対応はしてもらえなかったという。ちなみに、彼女がウーバーイーツかKFCかどちらのカスタマーセンターに問い合わせたのかは不明。
犯人はウーバーイーツの配達員かKFCの店員ということになるけれど、いずれにせよ絶対にバレるつまみ食いをなぜしてしまうのか…。犯人が配達員であれば店側のせいにできると考え、もし犯人が店側の従業員だったとして配達員のせいにできると考えているのだろうか? しかし、このような出来事が起こったのは初めてではない。
デリバリーのリスク
イギリスに住む1人の女性は、2020年1月にウーバーイーツを使ってマクドナルドのビッグマックをオーダー。家に届いたハンバーガーを見たところ、半分がかじられていた。女性がマクドナルドに問い合わせをしたところ、監視カメラの映像を確認してくれたそうで、配達員に手渡された時には不備はなかったことが判明。そしてその後、ウーバーイーツから返金という対応がされたそう。
一連の出来事に関連する調査が、2019年にアメリカのフードデリバリーサービス会社US FOODS(USフーズ)によって行なわれたことがある。調査では、497人のデリバリー配達の経験者に対し、「これまでに客が注文した食べ物に手をつけたことがありますか?」と質問。するとそのうちの28%、4人に1人がなんと「ある」と回答した。
さすがに2つの出来事のようにあからさまなものは少ないとしても、こっそりと手をつけられている可能性はあるよう。デリバリーを頼んだ時には、一旦商品の状態を確認してから口にするのが良さそう。(フロントロウ編集部)