3回も延期となった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
人気スパイ映画『007』シリーズの25作目として話題を集める映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。本作は、過去5作にわたって主人公のジェームズ・ボンドを演じてきたダニエル・クレイグの卒業作としても知られている。
前作から約5年ぶりの続編となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、監督の交代や新型コロナウイルス感染拡大の影響により3度の延期が発表され、現在は2021年4月に公開予定。
ビリー・アイリッシュが主題歌を担当し、ラミ・マレックやレア・セドゥ、ベン・ウィショー、ラシャーナ・リンチやアナ・デ・アルマスなど、豪華な俳優陣が名を連ね大きな期待が寄せられているだけに、延期に継ぐ延期で落胆するファンも多い。
そんななか、米GQのインタビューで、ラミが演じる役割について新たな情報が。
『007』ラミ・マレック、これまでで最も恐ろしい悪役に⁉︎
ラミは同インタビューで「人間を本当に怖がらせるものは何か、心に本当のパニックをもたらすものは何か。その恐怖感こそが、この作品の特徴だ」とフクナガ監督と語り合ったと明かした。それに対し、フクナガ監督もラミが演じる悪役の強烈さは、伝統的なスパイ悪役というよりはホラー悪役に近いかもしれないと同意。
続けて、「クリストフ・ヴァルツやブロフェルドくらいの悪役が登場してしまっていると、これより小物にするワケにはいかないんだ。もっと大きく考える必要があった。難しいのは、ありきたりなスーパーヴィランは作りたくないけれど、ボンドと彼が愛する人々だけでなく世界全体を脅かす人物を作らなければならないことだ」と発言した。
つまりこれは、ラミの演じる悪役は、少なくともダニエルがボンドを演じた過去5作品よりも大物で悪い、しかもホラー寄りの怖さがある人物だということ。ますます2021年4月公開の『007ノー・タイム・トゥ・ダイ』が気になる新情報となった。(フロントロウ編集部)