ケンタッキーフライドチキン(KFC)を1週間食べ続けたらどうなる? 体重の結果が予想外。(フロントロウ編集部)

KFCを1週間食べ続ける実験

 2004年に大ヒットし、アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた『スーパーサイズ・ミー』を覚えているだろうか? 1日3食マクドナルドという食生活を30日間続けるというもので、アメリカ社会における食文化や貧困層への影響を実験的に批判し、高い評価を受けた。

画像: ⓒTHE CON / Album/Newscom

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 そんなドキュメンタリーが作られてから16年。今では誰でも気軽に動画を撮影してシェアすることが出来るようになった。そこで、イギリスに住むYouTuberのマイク・ジェヴォンズは、自分の体を使って同様の実験をしてみることに。しかし『スーパーサイズ・ミー』では、体重の増加だけでなく精神的にも変化があったためか、1週間の短縮版で実行。さらに対象は、彼が日頃から頻繁に足を運んでいるケンタッキーフライドチキンに変更された。

予想通りの体調不良

 「1週間食べ続けてもKFCがまだ好きでいるか知りたかった」というマイク。まず結果としては、いまだにKFCが好きだそう。しかしやはり、体調不良は出たという。

 マイクによると、“塩分の二日酔い”や、ファーストフードへの依存感、喉の渇き、そして頭痛が常にあったという。KFCに限らず、同じようなものを1週間食べ続けたらなんらかの体調不良は出そうだけれど、その症状はやはりケンタッキーフライドチキンの影響が見て取れる。

体重には意外な変化が

 しかし、体重に関する変化は意外なものが。マイクはこの1週間で、なんと2ポンド(約1キロ)痩せた。

画像: ⓒMike Jeavons/YouTube

ⓒMike Jeavons/YouTube

 ファーストフードは肥満に繋がると言われているうえ、『スーパーサイズ・ミー』でも、同作の監督兼主演のモーガン・スパーロックは30日間で11キロ体重が増えたので、この結果は意外。マイクの体重が減った理由には、この1週間は1日のカロリー摂取量が2,000カロリーだったことが予想としてあげられたけれど、一方で、脂肪摂取量は250%、塩分摂取量は150%も増加したとのことで、体重が減ったからといって健康的な減少ではないことが分かる。また、1週間より長く続けていたら、結果は違った可能性も高い。

 もともとKFCが好きなマイクは、この実験中にも食事を楽しみにしていたとしたものの、「(ファーストフードは)たまには良いけど、毎日食べることは勧めはしないね!実験はおもしろかったけど、またやることはないよ!」と、感想を述べた。(フロントロウ編集部)

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