米スターバックスのホリデーシーズン限定ドリンクにまつわる「不公平」に納得がいかない人が続出。(フロントロウ編集部)

米スターバックスのホリデーメニューに「アレ」が無い!

 コーヒーや紅茶といった温かいドリンクの美味しさが身に染みる季節が到来。コーヒーチェーンのスターバックス(Starbucks)では、毎年この時期になるとカップがホリデー仕様に切り替わり、サンクスギビング(感謝祭)からクリスマス、そして年末にかけてのホリデーシーズンを盛り上げる。

 毎年違ったデザインが登場するおしゃれで可愛いカップに注がれるドリンクも、もちろん、ホリデーシーズンを象徴する冬季限定のメニューがラインナップ。

 アメリカの店舗では、ペパーミント・モカ・ラテ、ホワイト・チョコレート・モカ・ラテ、キャラメル・ブリュレ・ラテ、チェスナッツ・プレイリン・ラテ、エッグノック・ラテの5種類が2020年のホリデードリンクとして、11月6日から発売が開始された。

 これらはすべて、昨年や一昨年のホリデーシーズンにも登場し、人気を博したメニュー。しかし、この5種類のほかに、過去に大人気だったにもかかわらず、2020年には、残念ながらカムバックを果たさなかったドリンクがもう1種類だけあった。

 それが、クリスマスクッキーの代表格であるジンジャーブレッド・クッキーの味わいを再現した「ジンジャーブレッド・ラテ」。

 日本国内のスターバックスでは、季節のおすすめの1つとして販売が開始しているジンジャーブレッド・ラテは、イギリスやヨーロッパ各国のスターバックスでも今年もリリースされており、あまりの美味しさに“魔法のホリデーラテ”とも称されるほど。

 じつはスターバックスの本拠地であるアメリカでは、2019年のホリデーシーズンにも販売されず、多くの人々が肩を落とすという事態が起きていた。2020年もラインナップから離脱してしまったことで、「もう今後、二度とアメリカには戻って来ないのでは?」と不安を募らせるファンもいる。


お隣の国なら買える! 国境越えを目論む人も

 どういう事情かは説明がないが、2年連続でアメリカ国内では販売されないジンジャーブレッド・ラテ。しかし、お隣の国カナダのスターバックスでは、今年もホリデードリンクのラインナップに含まれており、普通に販売されている。

 この事実を知ったアメリカのスタバファンたちは、「なんでカナダにはあってアメリカにないんだ!」と嫉妬しており、SNS上で「もうカナダに引っ越したい」、「国境を越えたら買えるんだね。行くしかない!」と口にしている。

 残念ながら、現時点では新型コロナウイルスの影響により、不要不急の場合を除いてアメリカとカナダの往来は制限されているため、「スターバックスでジンジャーブレッド・ラテを飲みたい」という理由だけではカナダに入国することはできない。

 米スターバックスの公式ツイッターアカウントは、「シナモン・ドルチェ・ラテなら似たような味わいが楽しめるのでオススメです」と代替案を提示して荒ぶるユーザーたちをなだめようとしたが、「シナモン・ドルチェ・ラテはジンジャーブレッド・ラテとは全然違う!」、「ジンジャーブレッド・ラテじゃなきゃダメなんだ!」と火に油を注ぐ結果となってしまっている。

 アメリカ国内の店舗で買えないならば、“自宅で作ってみよう!”ということで、ジンジャーブレッド・ラテの再現レシピを研究し、ブログやSNSで発表する人たちも相次いでいる。

 ジンジャーブレッド・ラテの決め手となる、「ジンジャーブレッド・シロップ」は、じつは作り方はそこまで難しくなく、水にグラニュー糖、黒糖、モラセス(廃糖蜜)、シナモンパウダー、すりおろしたショウガ、クローブを混ぜて煮立てたもの。

 これを自家製ラテにミックスして、お好みでホイップクリームをトッピングしたり、市販のジンジャーブレッド・クッキーを添えれば完成なので、もしスターバックスに足を運ぶことができない人は、興味があれば作ってみては?(フロントロウ編集部)

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