マクドナルドに寄るのはアリかナシか
イギリス南東部に位置するケント州アイルズフォードで、ある男性がマクドナルドに寄ったところ、ある論争に発展してしまった。というのも、この男性は霊柩車の運転手で、車には棺桶が乗せられていたから。
現場を目撃した女性はその様子を写真に撮り、フェイスブックに公開。このようにコメントしている。
「敬意がない。花も飾られた棺桶を乗せた霊柩車がマクドナルドへ行った。そこにいた人はみんな驚いてた。運転手が本当に食べるか確認するために待ち、彼がバーガーをむしゃむしゃと食べたから、それは不快で敬意がないと話した。すると彼は私の車を避けるために、駐車場を逆走して出て行った」
購入したマクドナルドの商品を車のダッシュボードの上に乗せていたことも不快だったとする女性は、なんとショックで1日中泣いたともコメント。しかも女性は、葬儀会社を特定してその会社名と、さらに車のナンバープレートの番号も書いていた。その主張に議論の余地はあれど、この葬儀に関係のない他人がいささか激高しすぎているようにも見える。さらに彼女は、何度も葬儀会社に電話をして、何人もの従業員が電話対応をすることになったという。
マクドナルドを提案したのは家族側
騒動となってしまった従業員の行動。しかし葬儀会社のマネージャーが、従業員の行動は故人の家族に許可をとったうえで行なわれており、何も問題はないときっぱり言い切ったことで、論争に発展。ちなみに、この会社はイギリスにおけるアジア・インドコミュニティの間で有名だそうで、特別なお葬式を提供しているという。
女性は、この故人の葬儀を無料ですべきだとまで言ってきたそう。そのことを故人の家族に伝えると、「その女性は誰なんです?(笑)」と言われ、代金の支払いはしっかり行なわれたという。マネージャーは、英Ladbibleにこう話した。
「彼女はでしゃばりですね。余計なお世話です。すべては(故人の)息子に許可を得てやったことです。なのになぜ彼女がコントロールしてこようとするのか。スタッフは2人とも朝の5時に起きて、車を清掃し、棺桶を入れ、非常に早くに出発しなければいけなかった。まずは(故人の)家族の家に棺桶を届けなければなりませんからね。渋滞を避けたために、アイルズフォードに早くつきました。スタッフの1人は糖尿病をわずらっているので、故人の息子に話し、なにか食べるものを買っても良いかと聞きました。家族はすぐにそれを許可し、さらに『高速道路を下りたところにマクドナルドがありますよ。その後、私たちの家へ向かってくれれば良いです』と言ってくれました」
故人の家族が食事を許可したうえに、マクドナルドを提案したのは家族側。となれば、赤の他人が口出しする案件ではなかったように思える。しかし女性は気分のあらぶりが収まらない様子で、家族は許可を出していないと主張し、糖尿病であることが分かっていたのなら事前に対策が出来たはず、と返答。話は平行線を見せている。(フロントロウ編集部)