濃いシミを自然にカバーする方法
年齢を重ねるにつれて、徐々に気になってくる「シミ」や「色素沈着」。なんとかコンシーラーやファンデーションで隠そうとしてみるけれど、いくら重ねても全く隠れず、どうすればいいのかわからず困っている人もいるのでは?
そんな厄介なシミや色素沈着の悩みを海外のプロが解決! タトゥーからシミ、そばかす、傷あとまで隠せるカバー力の高いコンシーラーやファンデーションを展開する米コスメブランドDermablendのエデュケーターであり、メイクアップアーティストのレイチェル・ショートが、厚塗り感なくシミを自然にカバーするコツを米Makeup.comで紹介した。
1.コントロールカラーで色補正する
コンシーラーだけでは、なかなかシミが隠れないと悩んでいる人は、コントロールカラーを使って補色するのがおすすめ。
コントロールカラーとは、地肌とは異なる色で補うことで肌の色ムラを補正するアイテムのことで、レイチェルいわく、濃いシミは肌の色に合わせたコントロールカラーで中和するのが最も効果的なのだそう。
コントロールカラーの色については、色白から少し黄みのある肌の場合は“オレンジ色”を、健康的な肌色の場合は“赤みの強いオレンジ色”を選ぶのがいいとアドバイス。
ちなみに、コントロールカラーを塗った後に、すぐに上からファンデーションを塗ってしまうと、色と色が混ざりあう恐れがあるため、コントロールカラーが完全に乾くまで待つか、軽くルースパウダーをつけるとキレイに仕上がるとも付け加えた。
2.塗りすぎには注意する
濃いシミや色素沈着をしっかり隠すためには、カバー力の高いコンシーラーやファンデーションを使うのがベストだけれど、ただやみくもに塗り重ねるだけではNG。肌にしっかり密着せず、不自然に浮いたベースメイクになってしまうそう。
とくに、シミを隠すときによくある間違いが、ファンデの前にコンシーラーを塗ること。レイチェルは「コンシーラーの上にファンデーションを重ねて、さらにその上からパウダーファンデーションを多めに塗る人が非常に多い」と指摘。このやり方だと厚塗り感が出るうえに、余計にシミが目立たってしまうという。
シミを隠すときに最も大切なのは、“必要な量だけ”しっかり肌に密着させること。レイチェルのおすすめは、ファンデーションで仕上げた後に、トントンとスタンプを押すようにコンシーラーを肌に押し込むこと。スライドさせるように塗るよりも高いカバー力が得られ、ナチュラルな仕上がりになると明かした。
なかなか隠れないシミも、コツさえつかめば簡単にカバーできるもの。最近シミが気になり始めている人は、ぜひプロのテクニックを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)