マックのチーズバーガーが1年間も無料に
マクドナルドのチーズバーガーが1年間無料!? ハンバーガー好きにはたまらないキャンペーンを、アメリカのマクドナルドが、マックデリバリーとアメリカ国内で急成長しているデリバリーサービスのDoorDash(ドアダッシュ)とともに開始した。
しかしもちろん、誰でもチーズバーガーが1年間無料になるわけではない。
チーズバーガーが1年無料になるためには、11月12日から23日の間にアメリカで開催されるアメリカンフットボールのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の試合で、どこかのチームが一試合で50得点以上を入れたら、その後試合が終わった時の最終得点をツイートする。そのツイートにはマクドナルドとドアダッシュをタグづけし、McDeliveryとSweepstakesというハッシュタグもいれる。しかも、そのツイートをした初めのトップ50に入らなければいけない。
まずもって、NFLの試合でどこかのチームが50得点以上入れるというのは非常に難しいうえ、誰かが操作できるものでもない。そしてさらに、アメリカで絶大な人気を誇るアメフトの試合を使ったツイート戦でトップ50に入るというのも激ムズであることは間違いない。
じつはこのキャンペーンは、「50 Burger」という言葉とかけたもの。「50 Burger」は、50点という高得点を取るのが難しいスポーツにおいて、50得点を取ることを指す言葉。とくにアメリカンフットボールに対して使われる。
しかし、もしNFLのチームが期間内に50得点をあげれば、該当のツイートをしたうちの早いほうから50人が1年間もチーズバーガーが無料になるのだから、太っ腹なキャンペーン。
でも、50 Burgerが起こらない可能性も高いのでは? そんな疑問を抱くのは当然。しかしマクドナルドとドアダッシュは、他にもキャンペーンを実施。11月13日から15日の週末と、20日から22日の週末は、ドアダッシュを使ったデリバリーで特定のプロモコードを使えば、20ドル以上のオーダーで送料が無料だそう。
2019年にはNBAチームの活躍で無料ポテト祭りが発生
ちなみに、マクドナルドは過去にあるスポーツチームの予想外の大活躍に翻弄されたことがある。プロバスケットボールリーグNBAのチームで、カナダのトロントを本拠地とするトロント・ラプターズとマクドナルドは2018年からスポンサー契約を結んでいる。
その契約のなかでは、ラプターズが1試合で3ポイントシュートを12回決めた場合に、オンタリオ州のマクドナルドでMサイズのマックポテトを無料で配布するというものが含まれている。
ラプターズは2018年まで優勝歴0回、ファイナル進出歴0回だったのだけれど、2019年は初優勝を成し遂げるほどの大活躍を見せたため、ある夜には一晩で約8万個もの「無料ポテト」が配布される事態になっていた。
スポーツは何が起こるか分からないから面白いというもの。50人に1年間チーズバーガーが無料になることもあり得そうだ。(フロントロウ編集部)