『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』に登場したキャラクターの発言が、ゾンビウイルスへのヒントかと話題になっている。(フロントロウ編集部)

ゾンビドラマとして絶大な人気の『TWD』シリーズ

 ゾンビものというジャンルには多くのファンがおり、これまでにも多くの映画やドラマが制作されてきた。そのなかでも、ロバート・カークマンの同名コミックを原作とし、2010年から放送が始まったドラマ『ウォーキング・デッド』は、第1話の放送から10年が経った現在でも高い人気を誇る。

 スピンオフドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』と『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』も人気を博しており、オリジナルシリーズ最終章となるシーズン11のあとには、さらに2つのスピンオフドラマと1つの映画の制作が発表されており、その世界観はとどまるところを知らない。

画像: ゾンビドラマとして絶大な人気の『TWD』シリーズ

スピンオフで兵士がある発言を…

 本作の人気の理由には、ウォーカー/エンプティとの戦いよりも生き残った人々の間の闘いや絆など、人間関係の描写をあげる人は多い。そのせいか、原作でもドラマでも、なぜゾンビが発生することになったのかについては、明かされていない。

 しかし、先日アメリカで放送された『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』の第7話で、アメリカ軍の兵士が、ウイルスがどこから来たかを話すシーンが! 兵士は、ウイルスについてこう話している。

 「それはロケットに乗って来たって聞いたぞ。宇宙で始まったって。誰かがそれを吸い込んで、気分が悪くなり、そして彼らは飛行機に乗って…」


宇宙からのウイルスって聞き覚えが?

 ついに、ゾンビの起源が判明!? しかし兵士の口ぶりはウワサを話しているだけという感じであることに加え、この説は、ある人物と作品へのオマージュだろうという見方が強い。

 じつは、原作者のロバートは今年2020年の初めに、ファンから「ヘイ、ロバート・カークマン。コミックが終わったのに、僕達は答えをもらってないよ。何によってゾンビは発生したの?」とツイッターで質問されている。そこで彼は、こんな風に答えている。

画像: 原作者のロバート・カークマン

原作者のロバート・カークマン

 「宇宙の胞子」

 この時も話題になったけれど、ロバートはその後ジョークだと話した。ちなみに、ロバートは、過去にはゾンビが誕生したのはエイリアンが原因というジョークも飛ばしている。

 また、ゾンビ映画の金字塔的作品である1968年公開の映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』は、その後のゾンビ作品へ影響を与えている。この作品では金星からの放射線がゾンビ誕生の原因だと匂わせているため、『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』のセリフも、もしくはロバートのジョークもこの作品を意識したものである可能性はある。

 『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』では、著名な生化学者/遺伝子学者であり、伝染病の対策を開発しようとしているレオ・ベネットというキャラクターが登場するため、ついにゾンビの原因について明かされるのではないかと放送前から注目されてきたけれど、今後さらに何かが明かされるのだろうか…?(フロントロウ編集部)

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