セレーナ・ゴメスが元恋人のジャスティン・ビーバーとの別れを歌ったとされる「Lose You To Love Me」への思いと、自身も抱えるメンタルヘルスの問題について語った。(フロントロウ編集部)

セレーナにとって“あの曲”は自分史上最高の1曲

 これまでに多くのスターを輩出してきたディズニー・チャンネル出身で、現在、シンガーや俳優、プロデューサーなどマルチに活躍するセレーナ・ゴメスが、母マンディ・ティーフェイと一緒に受けた米The Newsetteのインタビューで、過去の辛い経験をアート=音楽で表現することで「決して無駄ではなかった」と思えたことを明かした。

 とくに、今年1月にリリースした最新アルバム『Rare(レア)』は、過去にリリースしたどのアルバムよりも“簡単”だったそうで、その理由について「今、私がやっていることは、以前の考え方に由来するものではないから」と説明。

 なかでも『Rare』に収録されている楽曲「Lose You To Love Me(ルーズ・ユー・トゥ・ラヴ・ミー)」は、彼女のこれまでの音楽人生において“最高の1曲”だと語った。

 ご存じの方も多いと思うが、この曲はセレーナが約9年間にわたってくっついたり離れたりを繰り返していた、元恋人のジャスティン・ビーバーとの別れを歌ったものだと言われており、セレーナにとってジャスティンとの「完全なる決別」を意味する1曲として知られる。

 リリースした直後は不安だったというセレーナだが、ファンの反応を見てそんな心配はすぐに吹き飛んだという。「(リリースされてから)最初の2日間はファンからの反響がものすごかった」と言うと、「思わず笑顔になったことを覚えてる。『やっぱり意味があることだった。(精神的に)混乱した状態にあったり、恋に落ちたり、これまでにたくさんのことがあったけど、これでまっさらな状態に戻った』って。(感情が込み上げてきたのは、)みんながあの曲を気に入ってくれたからというより、自分が経験してきたことの意味を悟ったからだと思う」と続けた。

画像: セレーナにとって“あの曲”は自分史上最高の1曲

 ちなみに、セレーナは自身が立ち上げたコスメブランド「Rare Beaty(レア・ビューティー)」を通じて、メンタルヘルスの問題を抱える人たちを支援するための基金「The Rare Impact Fund(ザ・レア・インパクト)」を設立し、10年間で約100億円の資金を捻出することを目標に掲げているが、これまで世間一般的にタブー扱いされてきたメンタルヘルスの問題についてセレーナがオープンなのは、母の影響が強いという。

 「私はメンタルヘルスについて話すことを恐れない母親に育てられたから、それをタブーだと思ったことはない。(幼少期から)いつか自分も心の病を抱える可能性があるんだってことを理解してた」。こう語るセレーナの夢は、誰でも気軽に無料でメンタルヘルスの問題を相談できる施設を作ることなのだそう。(フロントロウ編集部)

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