リベンジポルノを防ぐため女性がディプロを提訴
メジャー・レイザーやLSDのメンバーで、ビヨンセやマドンナ、ジャスティン・ビーバーらの楽曲を手がける人気DJ/プロデューサーである42歳のディプロに対し、1人の女性が接近禁止令を求めて訴訟を起こしたことが明らかになった。
ロサンゼルス在住の1人の女性が米現地時間11月16日、本名をトーマス・ウェズリー・ペンツというディプロを相手取って接近禁止令を求める訴訟を起こした。原告の弁護士を務めるリサ・ブルーム氏は米The Daily Beastに対し、「(原告の)女性を辱めたり、他の女性たちに対して前に出てくることを怖がらせたりする目的のため」に作られた「リベンジポルノをディプロが流出させることを防ぐこと」が今回の訴訟の目的だと明かしている。
「脅迫された」と女性の主張/ディプロは否定
この女性は先月、一連のツイートでディプロから性的な嫌がらせを受けたことや、彼と口論になったことを受けて彼に私立探偵を雇われたことを告発。自身が知っている「彼についての細かい不快な情報」を公にするなと「脅迫された」と主張していた。
「私立探偵からは、私や私の住所、私の職場、両親の職場を把握していると伝えられました」と女性は一連のツイートで述べている。「解釈は人それぞれですが、多くの人がこれを脅迫と捉えるでしょう」。
また、女性はディプロが自身の許可を得ることなく、性的な行為を撮影してきたとも主張。「私は、やめてほしいと彼にハッキリと伝えましたが、彼の返答は『知るかよ。俺は録るからな』というものでした」とツイートしている。
女性は、初めはディプロのことを「公にしよう」とは思っていなかったとしつつも、「次第に、彼があらゆる人種の女性、(正直なところですが)とりわけ有色人種の若いナイーヴな女性を餌にする、とてつもない嘘つきの支配者/心理的虐待者であることに気がついたのです」と続けてツイートした。
一方、ディプロの弁護士を務めるブライアン・J・フリードマン氏は女性からの訴えを否定して、米Pitchforkに以下のようにコメントを寄せている。
「残念ながら、この人物は(※原告を指している)1年以上にわたって私のクライアントやその家族に嫌がらせをしてきており、それを終わりにすることを再三、拒否してきました。明確にしておきますと、私のクライアントが法律に抵触したことはありません。事実、彼はこの人物といかなる関係を持つことも望んでいないことを繰り返し明確にしてきており、彼の家族に対して繰り返されている彼女からの嫌がらせを終わりにする必要があるのです」
ディプロはこれまで、ケイティ・ペリーやケイト・ハドソンら多くのセレブたちと浮名を流してきた音楽業界屈指のモテ男として知られており、以前交際していた元バーテンダ―のキャサリン・ロックハートとの間に長男ロケット君と次男レイザー君がいるほか、先日、ミス・ユニバースの2014年大会にトリニダード・トバゴ代表として出場したモデルのジェヴォン・キングとの間に自身にとっては第3子となるペイス君が誕生していたことを公表した。(フロントロウ編集部)