年齢を重ねても魅力的なブラッド・ピット
現在56歳のブラッド・ピットは、映画『ファイト・クラブ』や『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』など数々の名作に出演し、2019年に公開された『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ではゴールデン・グローブ賞や、自身初となるアカデミー賞など、数々の演技賞を獲得してきた俳優。
近年はプロデューサーとしてもその手腕を発揮しており、映画『ムーンライト』や『グローリー/明日への行進』など、アカデミー賞受賞作品を生み出している。
また、2020年には米バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』にて行なったモノマネが高い評価を得て、米テレビ界のアカデミー賞とも言われるエミー賞にノミネート。歳を重ねても衰えぬ魅力で、世界中のファンを魅了し続けている。
そんなブラッドは最近、自身の名を名乗らずに人助けしたと話題になっている。
ブラッド・ピット、身分を明かさず人助け
2020年11月の中旬、ブラッドはアメリカのロサンゼルス中南部で人助けをしたと米Daily Mailで報じられた。彼がキャッチされたのは、ロサンゼルスの住宅プロジェクトで低所得の家族に食料品の箱を配っている姿。そのとき、ブラッド自身が何時間も運転して荷降ろししたトラックから食べ物を手に入れるために、大勢の人が並んでいたという。
そしてなんと食料品を受け取った人の多くは、彼のカジュアルなスタイルと新型コロナウイルスから身を守るために身に着けていたマスクのために、まさか相手があのブラッド・ピットだということに気づいていなかった模様。ブラッドはチェック柄のシャツ、破れたジーンズ、手袋、マスクというカジュアルな格好をしていた。
それを見ていた情報提供者は、「かっこつけた様子は一切ありませんでした」と語っている。さらに他の情報提供者によると、彼は一度に6個もの箱を運んでいたそう。さらには、トラックの前に出て、ポータブルスピーカーを取り出し、iPhoneに接続して、明るい曲をかけて場を盛り上げたという証言も。その世界観は、まるで『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のよう!
何人かの人々がブラッドだと気が付いたのは、ブラッドが休憩中にトラックの後ろでマスクを外してタバコに火をつけたとき。とはいえ、自身の存在を誇示するようなものではなく、あくまでもタバコ休憩をしただけだったよう。「彼は本当に献身的でした。ただ形だけ顔を出したというわけではないことは明白でした」と情報提供者は付け加えた。「彼は手袋をはめていました、そして彼はそこにいる他の誰よりも多く、そして最も多く作業に関わっていました」と言った。
ブラッドがその場にいたのは約3〜4時間。その間、たまにタバコ休憩をする以外は、せっせと働いていたそう。
ハリウッドのトップに上り詰めたブラッドの、非常に素朴で心温まるエピソード。ブラッドの心根の優しさが垣間見られる素敵なニュースだった。(フロントロウ編集部)