汗や涙、水などに強くて落ちにくいとされる“ウォータープルーフ”のファンデーション。メイクが崩れなくて便利だけれど「肌に良くないのでは…?」と思っている人も少なくないはず。そんなにウォータープルーフにまつわるギモンをコスメの専門家が回答。(フロントロウ編集部)

そもそも、ウォータープルーフってどんなコスメ?

 化粧品やコスメ開発に携わるロレアルの主任研究員ロゼリン・ロザリオによると、ウォータープルーフファンデーションの大きな特徴は、とにかく水分に強いこと。

 ロゼリンは​「ウォータープルーフ処方のファンデーションは、水に濡れてもメイクが落ちないように特別に設計されており、メイクを肌に密着させる“接着剤のような役割”をもつ成分が含まれいる」と米Makeup.comで説明。​非常に防水性に優れているため、オイルタイプのリムーバーでしか落とせないのが特徴だという。

画像: そもそも、ウォータープルーフってどんなコスメ?

 そのおかげで、高温多湿な環境や汗をかきやすいスポーツ中でもメイクが落ちず、長時間メイク崩れを抑えることができるとロゼリンは言う。

肌に良くないって噂はホント?

 では、なぜウォータープルーフのコスメが“肌に良くない”と言われているのか。その理由は、これらのタイプのファンデーションによく含まれる“シリコン”という成分。

 ローラ・メルシエのグローバルメイクアップアーティストのアレクシス・コンフォルティは「シリコンは、毛穴を詰まらせるほど重たい成分で、肌に負担をかけることがある」と米Rackedで忠告。

画像: 肌に良くないって噂はホント?

 少量であればそれほど問題はないけれど、主成分がシリコンになっているタイプは肌への負担が大きく、ニキビや肌荒れの原因になりやすいという。

 そのため、アレクシスは「シリコンを多く含むものは、感情的になりやすい花嫁のメイクや、プールに飛び込んだりする時にしか使わない」と話し、普段のメイクにはあまりオススメしないと話している。

防水性より、耐水性で選ぶ

 どうしても、汗や涙によるメイク崩れが気になる人は、防水性ではなく、耐水性に優れたタイプを選ぶのがオススメ。アレクシス「ウォータープルーフだと長持ちするけれど、普段使いにはもう少し軽いものを選ぶのが良い」と助言。

画像: 防水性より、耐水性で選ぶ

 アレクシスによると、ウォータープルーフのなかでも、防水タイプは水が入り込まないようにブロックするのに対し、 耐水タイプは水による変質を抑えるもの。防水タイプほど強力ではないけれど水に対して適度な耐性があり、毛穴を塞がないので肌にも優しく、日中のメイクであればこれで十分だとアレクシスは言う。

 さまざまな特徴を持つウォータープルーフのファンデーション。シチュエーションによっては強い味方になる便利なアイテムなので、どんな成分で作られているのか細かくチェックして、上手に使い分けてみて。(フロントロウ編集部)

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