ラッパーの21サヴェージが、ロンドンで友人との口論の末に刺殺され亡くなった弟を追悼した。(フロントロウ編集部)

21サヴェージの弟が刺殺

 ポスト・マローンとの「Rockstar(ロックスター)」などで知られ、今年10月にプロデューサーのメトロ・ブーミンとのコラボアルバムとなる『Savage Mode 2(サヴェージ・モード2)』をリリースしたラッパーの21サヴェージ(28)の弟であるテレル・デイヴィスが、ロンドンで刃物で刺されて亡くなった。享年27歳だった。

 英Daily Mailによれば、TM1wayという名前でアーティスト活動も行なっていたテレルは現地時間11月23日、ブリクストンのブレンへイムにある邸宅で友人と口論になり、刃物で刺されたという。テレルは刃物で刺されて苦しんでいるところを発見され、通報を受けて警察が駆けつけたものの、その場で死亡が確認されたという。

 テレルの親族が英Daily Mailに明かしたところによると、彼は祖母のための買い出しからの帰りに、昔からの友人と口論になったという。

 21サヴェージとテレルは共にイースト・ロンドンのプレイストーで生まれ、その後、幼少期のうちにアメリカに移住した。

21サヴェージが弟を追悼

 テレルが亡くなったことを受けて、21サヴェージはインスタグラムを更新。幼少期に2人で撮った写真や、最近になってから撮られたテレルの写真を投稿して、次のように弟を追悼した。

「誰かが君を奪ってしまっただなんて信じられないよ、ブラザー。君には怒りをぶつけたこともあったけど、それを取り消せたらと思うよ」

 情報筋は英Daily Mailに次のように明かしている。「2人は兄弟でしたから。よく (チャットアプリの)WhatsAppで話をしていましたよ。サヴェージはアメリカで法的な問題を抱えているので、イギリスにはしばらく帰ってきていなかったと思いますが」。

 21サヴェージは昨年、ビザの有効期限が2006年に切れていたにもかかわらずアメリカに滞在していたとして、不法滞在の容疑で逮捕されていた。

 情報筋はテレルについて、「私の知る限り彼には敵などおらず、いかなるギャングにも所属していませんでした」と英Daily Mailに明かしている。「彼は音楽だけに関心を向けていました。彼は素晴らしいラッパーで、今にもビッグなことを成し遂げようとしていたところでした。お兄さんのようになりたいと思っていたのです」と情報筋は続けて語り、テレルは兄である21サヴェージのようなラッパーになることを目標としていたと振り返った。(フロントロウ編集部)

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