『ワイルド・スピード』ブライアン、代役なら“あの俳優”に演じてほしい？

ポール・ウォーカーが去った『ワイスピ』

　2001年から続く『ワイルド・スピード』シリーズは、これまでにメインシリーズが9作品、スピンオフが1作品の全10作品が作られてきた大ヒットシリーズ。しかし長きにわたって愛されるなかでは、すべてのファンに衝撃を与えた事件もある。

　それはやはり、ブライアン・オコナーを演じた主演ポール・ウォーカーが2013年に交通事故により死去した事件。7作目となる『ワイルド・スピード SKY MISSION』の撮影中に主演のポールが命を落としたことで、シリーズの存続も危ぶまれたけれど、ファンからの根強い支持によってシリーズは現在まで続いている。『ワイルド・スピード SKY MISSION』では、一部のシーンでCGや、ポールの弟であるカレブ・ウォーカーとコディ・ウォーカーが代役を務めた。

　ポールなしで製作されることとなった8作目の『ワイルド・スピード ICE BREAK』では、ブライアンは引退したという設定で物語が進められたけれど、随所にポールへの愛が見え隠れ。ポールが出演していないからこそ、ポールの存在を感じることとなった。

ポール以外がブライアン役を演じるとしたら？

　映画やドラマの制作中に、様々な理由から俳優が降板したり、俳優が命を落としたりといった出来事は時折起こるもの。そのような時には代役が立てられることも少なくなく、例えば最近では、『ファンタスティック・ビースト』シリーズに出演していたジョニー・デップが同作を降板し、マッツ・ミケルセンが同役を引き継ぐことが発表された。

　しかし、同じキャラクターを別の俳優が演じることは、賛否両論になりがち。『ワイルド・スピード』シリーズではブライアンは引退したこととされ、代役は立てないという決断がされたことに、良い判断だとする反応が多かった。とはいえ、もし誰かが代わりにブライアンを演じるなら？と考えたことがあるファンも少なくないのでは？

　そんななか、アメリカの映画メディアScreen Rentが、『ワイルド・スピード』が“今”作られていたら？というテーマで、それぞれのキャラクターの新キャストを予想。もちろんほとんどのオリジナルキャストたちは存命なので、ファンは共感できるかできないかを楽しんだのだけれど、ブライアンのキャストにだけはより一層注目が集まることとなった。

　ブライアンを演じられるのではないかと思われたのは…、ライアン・ゴズリング！

　映画『ラ・ラ・ランド』や『君に読む物語』の印象が強めなライアンだけれど、2011年公開の映画『ドライヴ』では裏社会で指折りの運転技術を持つ男を演じ、映画のスタント・ディレクターは米MTVの取材でライアン自身の運転技術もべた褒め。また、私立探偵を演じた2016年の映画『ナイスガイズ!』では車のシーンも多く、2013年の『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ／宿命』では、車ではないものの、バイクを乗りこなす役を演じた。そしてScreen Rentは、“ブロンドで碧眼の隣の家の兄ちゃん感”が、ポールにもライアンにもあるとしている。

　とはいえ、ブライアンはやっぱりポール以外には演じられないだろう。（フロントロウ編集部）