大好評!英国王室をリアルに描いたドラマ『ザ・クラウン』
ドラマ『ザ・クラウン』は、英米共同で制作されているNetflixオリジナルドラマ。現在のイギリス女王のエリザベス2世を主人公に、英国王室をリアルに描き、エミー賞などの数々のドラマ賞を受賞している。
ストーリーの流れとともに時代も進み、登場人物の年齢も高くなることから、本作は、シーズン1~2、シーズン3~4でキャストを総入れ替えした作品としても話題。シーズン2までは、エリザベス女王をクレア・フォイが、フィリップ陛下をマット・スミスが、マーガレット王女をヴァネッサ・カービーが熱演し、シーズン3からは、エリザベス女王をオリヴィア・コールマンが、フィリップ陛下をトビアス・メンジーズが、マーガレット王女をヘレナ・ボナム・カーターが演じている。
そんな本作の待望のシーズン4が2020年11月よりついに配信開始。イギリスの第1位王位継承権者・ウェールズ公チャールズの最初の妃となったダイアナ妃が登場し、物語をヒートアップさせている。シーズン4では、チャールズ皇太子とダイアナ・スペンサー(のちのダイアナ妃)のロマンスと結婚で連日マスコミを賑わせた80年代が描かれる。
劇中ではとてもロマンチックに出会うチャールズ皇太子とダイアナ妃だけれど、実際にはどのように出会ったのだろうか。
チャールズ皇太子とダイアナ・スペンサーの出会いは?
チャールズとダイアナの最初の出会いは、1977年。ダイアナの幼少期の家アルソートープ・ハウスで、当時チャールズと交際していたダイアナの妹サラを介してのことだった。ドラマのワンシーンになるようなロマンチックな出会いではなく、ダイアナがのちの婚約インタビューで語ったように、「耕された畑のような場所」でのことだったという。その時ダイアナは16歳、チャールズは29歳。チャールズはダイアナに心を奪われ、ダイアナも王子に目を奪われたものの、二人が恋愛関係になったのはさらに数年後のことだった。
『ザ・クラウン』では、チャールズの人生の中で恋をした女性はダイアナと現在妻であるカミラ夫人だけというように描かれているけれど、実際はダイアナと交際を始めた後も、チャールズはダイアナより先に、他に2人の女性にプロポーズをしていた。
その頃チャールズは年齢的に、早く花嫁を見つけて相続人を作る必要があったため、20代後半から30代前半にかけて多くの女性とデートをし、他の2人の女性に断られた後、急ぐようにダイアナにプロポーズをしたのだった。
そして1980年の夏、2人が共通の友人の家に滞在していたとき、チャールズがキス。その年、チャールズとダイアナは何度かデートを重ね、1980年11月にはバルモラル城を訪れ、そこでダイアナは初めて王族に会うことに。
そしてチャールズは1981年2月にプロポーズし、2人は1981年7月29日に結婚。交際開始から結婚まで、おおよそ1年のスピード婚。ダイアナはドキュメンタリー映画『ダイアナ』で、「13回会って結婚したの」と語っている。その後2人は多くの人が知る通り、ウィリアム王子とヘンリー王子を授かった後に離婚。そしてダイアナ妃は交通事故のため、1997年に他界した。
ドラマ『ザ・クラウン』はNetflixにて配信中。(フロントロウ編集部)