洗い流す?流さない?トリートメントの疑問
シャンプーの後に、ヘアケアの一環として愛用している人も多い、“洗い流すタイプ”のトリートメントと“洗い流さないタイプ”のトリートメント。どちらも、髪のダメージをケアしたり、うるおいを与えたりしてくれる役割を持つけれど、これらが具体的にどのように違うのか知っている?
プロによると、これらは同じように見えて、実はそれぞれ特徴が大きく異なるのだそう。そこで、ヘアスタイリストのニック・ステンソンが、“洗い流すタイプ”のトリートメントと“洗い流さないタイプ”のトリートメントの違いと正しい取り入れ方を米Makeup.comで紹介した。
洗い流さないトリートメントは、髪を守る効果もある!
洗い流すタイプのトリートメントの主な役割は、髪のダメージを補修すること。ニックは「トリートメントは、主にシャンプー後の髪のpHレベルを安定させることを目的としており、また、髪のダメージを補修し、うるおいやツヤを与えたりすることにも役立つ」とコメント。
ただし、トリートメントはつけてから数分ほど時間を置くのがコツ。そうすることで、髪の表面だけでなく、内部にまでうるおいと栄養を届け、ハリとコシのあるしなやかな髪に導いてくれるそう。
一方で、洗い流さないタイプのトリートメントは、その中でも最も手軽なもの。髪を洗い終わった後に使うことができるうえに、洗い流さないタイプなので、一日中トリートメント成分を髪に浸透させることができ、じっくりとダメージを補修することができるという。
また、濡れた髪、乾いた髪の両方に使うことができ、保湿成分が髪に残るため、紫外線やドライヤーなどによる熱ダメージから髪を守ってくれるなど、日中においても様々なメリットがあるだとか。
プロがオススメする使い方
洗い流すトリートメントは、基本的にシャンプーをし終わった後につけ、5~10分ほど放置してから洗い流すのがおすすめ。パーマやカラーリングなどで髪の痛みが気になる場合は、より保湿効果の高い“ヘアマスク”を、必要に応じて1~2週間に1回ほど取り入れるのもいいそう。
洗い流さないトリートメントは、タオルドライした後、ダメージが集中している中間から毛先につけるのが基本。ただし、つけすぎるとベタッとしてしまうため、適量つけるのがポイント。
また、つけた後にコームで髪を梳かすと、トリートメントを均一に広げることができ、髪の絡まりやもつれも解消できるそう。あとは、ドライヤーで髪を乾かすだけでOK。もちろん、乾いた髪にも使用でき、いろんなシーンで活用できるのも魅力のひとつ。
同じように見えて、実は異なる役割をもつトリートメント。プロの意見を参考に、自分の髪質やダメージの度合いによって上手に使い分けてみて。(フロントロウ編集部)