アメリカ国内にあるイケア(IKEA)のモデルルームエリアで、顧客たちに熱い視線を送っている“ある存在”が胸に刺さる。(フロントロウ編集部)

イケア、夢が膨らむあのエリアに「つぶらな瞳」

 北欧ならではのシンプルでモダンなデザインの家具や小物が手頃な値段でゲットできる、スウェーデン発祥の大手家具チェーンのイケア(IKEA)は、とくに欲しいものが無くても、家族や恋人、友だちと、つい足を延ばしたくなる人気のお出かけスポット。

 イケアでのショッピングの醍醐味の1つといえば、リビングルームやベッドルーム、子供部屋、キッチンなど、テーマ別に区切られたモデルルームを散策すること。ソファに並んで座ってテレビを見るフリをしてみたり、キッチンのモックアップの前に立って料理をするフリをしてみたり、子供部屋をチェックして「将来子供ができたら、こんな部屋にしたいな…」などと思いを馳せてみた経験があるという人も多いのでは? 

画像: イケア、夢が膨らむあのエリアに「つぶらな瞳」

 米イリノイ州シカゴにあるイケアの店舗では、顧客たちが「こんな空間で暮らせたらいいな」と夢を膨らませるこのモデルルームエリアに、11月末からクリスマスイブまでの約1カ月間限定で、“ある物”を周囲のインテリアに溶け込むよう設置した。

 それは、地域のシェルターで保護され、飼い主が現れるのを心待ちにしている犬や猫たちの等身大の写真パネル。

 まるで“あなたの理想の部屋には、僕/私も必要”と訴えかけるような、つぶらな瞳で見上げる保護犬や保護猫たちの首元にかけられたプラカードには、「Don’t forget about me(僕/私のことを忘れないでね)」という胸に突き刺さるメッセージが。

 このカードには、動物保護シェルター『PAWSシカゴ』の公式サイトへと繋がるQRコードが表示されており、スマホのカメラでスキャンすると、温かい家庭を必要としている動物たちを里親として引き取る方法を教えるページへ誘導。すぐに引き取りが可能な犬や猫たちそれぞれの年齢や性別、バックストーリーなども知ることができる。

 クリスマスを機にペットを飼おうと決める人も多いなか、この試みは、ペットショップで犬や猫を購入する代わりに、保護犬や保護猫たちを救い、家族に迎えようと訴えるもの。さまざまな事情によりペットを飼うことができないという人は、募金により保護団体の活動を支援することもできる。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.